金属加工の設備:機械加工用語と解説

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▶︎【設備用語:機械加工】70種類

「機械加工」は、切削工具や工作機械を用いて素材を加工すること。 切削加工・研削加工・研磨などがある。 工作機械は、旋盤・フライス盤・ボール盤・研磨機・NC工作機械・マシニングセンタなどが使用される。

「設備」とは、建築物や車両・船舶などに備え付けられた機器のことや、その機器を設置するもの。

アイドルステーション

アイドルステーションとは、自動化された専用機を加工順に配置し、工作物を自動的に移送するトランスファーマシンにおいて、隣り合った加工ステーションの刃具交換などのメンテナンスのために設けられる加工しないステーションのこと。

アイドルタイム

アイドルタイムとは、機械が有効に働いていない無駄な時間のこと。例えば飲食店などであれば、客数の少ない時間帯を意味する。製造工場であれば、機械が仕事をしていない時間や、各ユニットが動かず止まっている休止状態の時間等のことである。

合いマーク

合いマークとは、目視によりボルト,ナットのゆるみを確認可能とするためのマークのこと。ボルト、ナット、座金及びプレート部に合わせて印マーク(けがき線)を入れる。

穴検

穴検とは、穴径より若干細い検知棒を挿入することで、決められている深さがあるかどうかを確認するポカヨケの一種である。検知棒からエアブローすることで、穴の切粉残りを防止することが多い。

アンカーボルト

アンカーボルトとは、機械装置などを固定するために、コンクリートに埋め込んで固定するためのボルトのこと。コンクリートに取り付けられた構造部材や設備機器の、分離・浮遊・移動・転倒を防ぐことを目的としている。

イケール

イケールとは、取付面が2面あり、その2面のなす角が直角である取付具で、アングルプレートの俗称のことをいう。

インデックステーブル

インデックステーブルとは、NC工作機のワークの位置割出しなどに多く使われ、指定した位置に、高精度に位置割出しのできる回転テーブルのこと。

エアシール

エアシールとは、軸頭内ベアリングを保護するため、回転するための軸であるスピンドル先端部に少量のエアを内部から外部に流すことで、外部からの水溶性クーラントの浸入を防止する。

NCマシン

NCマシンとは、加工する情報を数値信号で与えるようにした数値制御工作機械のこと。数値制御工作機械は、代表的なものでマシニングセンターやNC旋盤が挙げられる。

オイルセパレーター

オイルセパレーターとは、洗浄機、クーラント装置などの水溶性液中に混入した油や気体を分離・除去する装置のこと。

オニ爪(硬爪)

オニ爪(硬爪)とは、旋盤などで使うチャックの加工物を直接把持する部品のこと。靭性のある材料で焼入れ処理をしてチャックに合わせ研磨で同芯仕上をして加工物を、縦横に溝を入れて尖らせ加工物に食い込ませることで、そのまま把握して作業が出来る。

ガイドレール

ガイドレールとは、ワーク部品を搬送する際に、そのワーク姿勢をくずさないようにキープし続けるために使用される、部品を案内するレールのこと。

基準面清掃

基準面清掃とは、工作機械の加工精度低下の防止のためにも、加工するワークの位置決め基準である基準金を清掃すること。加工精度低下の原因は、基準金に切粉などの異物が付着などが原因になるため、付着異物の除去が必要。

くさび

くさびとは、金属で作ったV字形の「モノを割る役目」と「モノとモノとが離れないように圧迫する役目」を持つもの。機械製造などでは、機械据付時に床との間にかうレベリングブロック、また加工物のクランプ方法の一つである。

クラッシャロール

クラッシャロールとは、粗砕にも細砕にも使われる砥石を成形する工具の一つで、これを用いた成形方法を、クラッシュ・ツルーイング法という。この原理は、砥石またはロールの一方を強制的に回転させながら押し付けることで、砥石の結合材と砥粒が破壊されるためロール形状が砥石に転写される。2個の鉄製ロール形式と,突起刃ロールと破砕板を組合せた形式の二つがある。

クリーンタンク

クリーンタンクとは、洗浄機、クーラント装置などの設備で使用した後の汚れた液体を濾過することで、再使用できる状態までのレベルまでキレイにした液を溜めておく槽のこと。

グリース潤滑

グリース潤滑とは、液体潤滑剤に増粘剤を分散させ、固体または半固体にした潤滑剤のこおと。特徴として、油よりも粘度が高く流動性が無いということが挙げられる。
通常の油と比較すると、粘性抵抗が大きいため発生熱量が多いため、冷却作用が期待できない。

形削盤

形削盤とは、ラムの水平往復運動により、ラム先端部刃物台に取り付いた刃物のバイトで平面や溝加工をするための工作機械のこと。形削盤は、ワークをテーブル上に固定することで、前後に移動するラムに刃物のバイト取り付け加工する。

コレット

コレット(コレットチャック)とは、加工時にワークを固定する、工作物や工具を保持するための機械構成部品。ワークはチャックユニットに組み込まれたコレットが開閉することで、ワークの着脱と固定を行います。内側から内径を把握するタイプ、外側から外径を把握するタイプの両方が用いられている。

工具研削盤

工具研削盤とは、使い古してすでに寿命になった切削工具を再利用するため、切削工具を専門に研削する研削盤のこと。様々なタイプがあり、万能工具研削盤、バイト研削盤、ダイヤチップ研削盤、ドリル研削盤、ブローチ研削盤などがある。

最小軸間ピッチ

最小軸間ピッチとは、配置可能なドリルの最小の軸間距離のこと。穴明け加工などの工程の穴明け機の設備設計は、使用する工具の径、工具ホルダーの種類、スピンドル用ベアリングの型式によって、最小軸間ピッチが決定される。

サイレンサー

サイレンサーとは、消音器の役割で、エア回路の排気口に取り付けることで、エアが排出される時に出る音を減少させる消音用機器のこと。

サイズマチック

サイズマチックとは、ワーク加工中に寸法を測定し、指定された寸法まで仕上げるための寸法管理システムのこと。加工中のウェーハ厚さを測定し、砥石軸の制御を行うためのインプロセス厚み測定器であるインプロセスゲージに代表され、加工対象物の内径を精密に研磨するホーニング加工や研削加工の工程で用いられる。

サクションフィルター

サクションフィルターとは、ポンプの吸込み口に取付けられ、液体や気体をこして、ごみなどをとり除く濾過装置こと。サクションフィルターの取付け方により、ストレーナ、インラインフィルターに分類される。

ジグ中ぐり盤

ジグ中ぐり盤とは、位置関係の精度を要する穴明け、ボール盤で開けた穴を広げて寸法出しをする中ぐり加工を必要とする治具、機械部品を加工する中ぐり盤のこと。ジグ中ぐり盤は、工作物に対する主軸の位置を高精度に位置決めする装置を備えている。

シーソーストッパー

シーソーストッパーとは、ワークの搬送シュート途中に使用するワークストッパーの一つである。ストッパーの動作が、交互上下動作するシーソーのような動きのため、シーソーストッパーと呼ばれる。

シーティングプレート

シーティングプレートとは、製造設備の据付時、ジャッキボルトの下に敷くプレートのこと。シーティングプレートは、設備の横ずれなどを防止し、一点にかかる荷重の分散などの役割を果たす。

スタイラス

スタイラスとは、電気式や油圧式の自動倣い工作機械の倣い装置の触針のこと。

ストッパー

ストッパーとは、生産設備のユニットの動きや回転を定位置で止める位置決め装置に使う当て金のこと。停止位置を安定させる役割がある。

ストックコンベヤー

ストックコンベヤーとは、ワークを貯める機能を備えたコンベヤーのこと。自動化率の高い機械製造工場で、ライン可動率を下げないためのクッション、多種生産ラインにおける生産指示などの目的で設置する。

ストレーナー

ストレーナーとは、液体から固形成分を取り除くために用いる網状の器具のこと。 サクションフィルターの一種で、ポンプの吸入ポートの先端に取付けられ、タンク内に浸漬して用いる。大きな異物の吸込み防止用として用いられるが、微細な異物の吸込み防止は目的としていない。

スライドウェイ

スライドウェイとは、工作機械の軸頭、刃物台、心押台などに往復運動を与える送り装置の案内面のこと。スライドウェイの形状には、平型、V型、逆V型などがあり、摩耗、振動などを軽減できるよう、焼入および研削仕上が施されている。

スラスト受け

スラスト受けとは、機械加工時に発生する切削力の反力を受けるもののこと。

静圧軸受

静圧軸受とは、すべり軸受のこと。ポンプなどにより流体に圧力を与えることで、軸受と軸との相対運動によってできた油膜に圧力が生じ、それが軸と軸受けを支持する方法のこと。

平削盤

平削盤とは、テーブルに取付けられた工作物を、テーブルの直線往復運動と、バイトの直線送りで平面を削るのを目的とした工作機械のこと。比較的大型の工作物の加工時に使用することが多い。特徴として、間欠運動での切削になるため加工能率が悪く、加工時間が長くかかることが挙げられる。

ターレットヘッド

ターレットヘッドとは、座面削り、穴あけ、面取り、タップなど複数の工具を持つ複合加工ユニットの回転軸頭のこと。NC(数値)制御工作機械などに使われており、1台の機械で複数種類の加工ができる。

立削盤

立削盤(スロッター盤)とは、刃物を取り付けたラムの垂直方向の上下動で溝を削る工作機械のこと。穴の内面加工する際に用いる。

テーブルトラバース

テーブルトラバースとは、自動工具交換機能をもち、フライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てなどの加工を目的に合わせて1台で行うことができる数値制御工作機械であるマシニングセンターなどの工作機械で、治具テーブルが移動して加工を行う構造のもの。

トランスファーバー

トランスファーバーとは、異なった機能のユニットを配置し、搬送装置で送りながら加工を連続的に処理する工作機械群であるトランスファーマシンにおいて、各ステーションの中にあるワークを次のステーションに一斉に搬送する装置の構成部品の一つである。

トランスファーマシン

トランスファーマシンとは、各種単体専用の異なった機能を持つ工作機械ユニットをある一定間隔ごとに配置し、その間を被加工物を搬送する装置でつなぎ連続的に加工する工作機械群設備のこと。

動圧軸受

動圧軸受とは、軸受と軸の間に発生する動圧によって、軸と軸受けを支持する方法のこと。動圧軸受は、外部から軸と軸受のすき間に流体を圧送することで、油膜圧力を発生させ荷重を支える軸受のこと。

ドリル研削盤

ドリル研削盤とは、ドリルの先端を研削する機械のこと。一度使用して摩耗したドリルの再研削に使用する。ドリル先端の2番角を正確に研削できる特徴が挙げられる。

バイト研削盤

バイト研削盤とは、旋盤に使用する刃物バイトの切刃を再研削する機械のこと。

刃具検知

刃具検知とは、刃具折損を検知する方法のこと。折損しやすい刃具である細径のドリルまたは深穴加工用のドリルなどに使用される。接触式と非接触式の2種類があるが、主に接触式が用いられることが多い。

歯車形削盤

歯車形削盤とは、ラックカッターまたはピニオンカッターで歯切加工を行う工作機械のこと。

ハンドリング

ハンドリングとは、自動式および手動式の両方があり、ワークを持ち上げて機械治具内に搬入出させる動作のこと。

万能研削盤

万能研削盤とは、砥石台が旋回できる構造であり、かつ内面研削装置を備えた円筒研削盤のこと。

万能工具研削盤

万能工具研削盤とは、手動だが、円筒、内面、平面加工はもとより、総形のフライス、エンドミル、バイトの研削も行える機械のこと。そのため砥石軸は自由に回転し、テーブルの左右動は、軽く動かせる仕様になっている。

汎用工作機械

汎用工作機械とは、専用と違い多様性のある工作機械のことで、ワークの材質、大きさ、形状を特に定めず加工できる工作機械のこと。

フィルター

フィルターとは、光や音や液体や油圧、気圧、電気など流れるものを、こしたりふるい分けたりして、不要なものを除去し、必要なもののみを通過させる濾過装置のこと。

Vヤゲン

Vヤゲンとは、機械部品の加工組立てなどを正確で能率的に行うために用いられるV形の位置決め治具のこと。構造が簡単でありながら横の偏位量はゼロになる。

普通旋盤

普通旋盤とは、旋盤のなかで最も基本的な構造を持つ、主軸とともにワークは回転し、バイトには送り運動を与える工作機械のこと。バイトで、外丸削り・中ぐり・突切り・正面削り・ねじ切りなどを行う。

ブッシュ

ブッシュとは、軸や筒状の部材など穴の内面にはめ込み、隙間を埋めたり緩衝に用いる薄肉円筒の部品のこと。

ブッシュプレート

ブッシュプレートとは、穴加工工具であるドリルなどをガイドするブッシュを取り付ける板のこと。

フレキシブルチューブ

フレキシブルチューブとは、自由に屈曲できるように作られた金属製の電線管のこと。外部からの衝撃に耐えるため、切屑・外力・油水などから電線を保護する目的で、設備での配線に多く使われている。

フロートスイッチ

フロートスイッチとは、液面に浮かべたフロートが、浮力で液面の狙い値レベルに達すると、信号を出す検出器のこと。

ボール盤

ボール盤とは、各種のワークに、ドリルを使用して正確に穴あけ加工をする工作機械のこと。特徴として、ドリルは主軸とともに回転し、軸方向に手動または自動で送られる機能を持つ。

ボールねじ

ボールねじとは、ねじ軸、ナット、ボールなどから構成される機械送りユニットの送り機構の一部品のこと。おねじのねじ溝とナットの溝とを対向に配置してできる空間に鋼球を入れたもので、直線運動を回転運動または回転運動を直線運動に変換する構造になっている。

ホイスト

ホイストとは、チェーンまたはロープを巻き上げて、大きな重量のものを上げ降し、移動させる小型で軽便であり高能力の巻上装置。小さな力で移動できるため、ホイストには歯車減速装置と、フック部に滑車が使われる。

ホッパー

ホッパーとは、生産現場では、加工・組付設備やライン横に設置し、小物部品を1つずつ、取り出したい姿勢にして取り出す場合に使用する機器のこと。

マイクロセパレーター

マイクロセパレーターとは、油圧タンクや潤滑油タンク内に設置して、作動油や潤滑油に混じりこんだ金属粉を吸着するための永久磁石片のこと。金属粉を集める目的がある。

マグネットセパレーター

マグネットセパレーターとは、磁石とローラーで切粉をローラーに吸着させ、クーラントタンクの外に排出する装置のこと。磁石を使用することで微細な切粉まで取り除くことができるクーラント液の濾過装置の一つである。

マシニングセンター

マシニングセンターとは、自動工具交換機能をもち、ワークの取り付けを変えることなく、目的に合わせてフライス削り・穴明け・中ぐり・ねじ立てなどの種々な加工ができる数値制御工作機械のこと。

マテハン

マテハンとは、マテリアル・ハンドリングの略称のこと。機械による運搬や荷役作業のことで、ものの移動および取り扱いのこと。物流業務を効率化するため使用するライン内のものの移動及び取り扱いを工程内マテリアルハンドリングといい、ライン間、工場間の移動を工程間マテリアルハンドリングという。

メカトラ

メカトラとは、工作機械の機能を単体として独立させたトランスファーマシンのトランスファーバー駆動方法のひとつである。

油圧

油圧とは、油圧駆動システムで、油に与えられた圧力あるいは圧力エネルギーのこと。鉱物油をエネルギーの伝達媒体としてアクチュエーターの動作がスムーズ、速度制御が容易、応答性が良い、大きな力が得やすい、などの長所がある。しかし短所として、油圧ユニットを設備毎に持ち、油洩れ対策が必要になるということが挙げられる。

ラジアルボール盤

ラジアルボール盤とは、大きなワークの時に使われ、ボール盤の一種でコラムを中心に主軸頭の旋回などできる構造のもの。大きな被工作物を動かさないままで何箇所もの穴あけができる特徴がある。

両頭グラインダー

両頭グラインダーとは、両側に砥石を持ったグラインダーのこと。このグラインダーは、工具再研削時の荒取りや部品類のバリ取りなどを行う。

レストシュー

レストシューとは、レストという振れ止めの先端部に取付けられ、ワークに接触する受け金のこと。生産ラインでは、超硬・ダイヤモンドコンパックスなどが使われる。消耗品であるため簡単に取替えられるようになっている。

ローディング

ローディングとは、読んで字のごとく荷積みである。つまりワークをマシンに搬入すること。

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