集客コンサルティング時に頂く新規開拓以外の経営者の悩み

耐火物セラミックスの製造を長年やっている製造工場の社長さんより質問を受けました。

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という質問をいただきましたので、お答えします。

A【答え】:見える化集客のコンサルティングサービスにお申し込みされるお客さまは、ほぼ100%といってもいいほど、売上や新規開拓以外にも、従業員や家族との人間関係の悩みを持たれています。経営には、経営者の人間性がそのまま反映されるということですね。

私がご説明します!

こんにちは、売れる品質管理を運営するコンサルタントの山下裕司です。

私が説明します

コンサルティング時に頂く新規開拓以外の経営者の悩み

コンサルティングを受けられる企業の社長様が、抱えている悩みは大小それぞれあります。コンサルティングを行う上で、会社の現状把握は重要ですので、必ず行いますが、その時に多くの経営者の方から様々なご相談を受けることがあります。

そのほとんどが、「人・モノ・金」の問題に集約されます。今回は、人・金の問題を抱えた社長様からのお悩みをご紹介させて頂きます。プライバシー保護のため、特定できないようにしていますので、ご了承ください。

今回、ご紹介させていただいたのは、従業員数10名以下の年商1億円規模の家族経営されている機械加工業の零細企業です。社長はお父様で、ご相談頂いたのは専務取締役の方。家族と考え方が全く違うことで、事業の方向性が定まらずに悩んでいるということで、新規受注を獲得しながらも家族問題を同時に取り組んでいらっしゃいます。

【人間関係】

現在、会社の事・親と弟など家族の関係で非常に悩んでいます。どこから、話をきりだそうか悩みます。手短に状況を羅列します。◯◯という会社は、家族で経営しています。以下が会社の構成です。

「社長」は父。毎日休まず12時間働いています。頑固な職人気質ですが、非常にやさしいところがあります。休みは年間1日元旦のみ。「専務」は私。営業と経理、機械の組み付け、外注先との折衝担当です。「常務取締役」は弟。溶接・旋盤・フライス盤など等、主に製造担当です。

「取締役」は母。仕事自体は、簡単な組み付け以外何もしていませんが、現在は財布を握っており、口やかましく、経営や運営を決めています。何も分らないのに口を挟んでは、言うことがコロコロ変わるので、周りが振り回されている状態です。元気でおせっかい焼きで、快活な性格なのですが、人の意見を聞かず、自分の意見を強く、何度も主張するので、付き合いがあった人たちと疎遠になってしまいます。

【今までの経緯】

会社の創業

元々は、父が一人で自宅の下で起業して、個人経営している状態を私が入社して、株式会社に変更しました。父が一人でしていたころは、得意先は8社程度で売上高2000万円くらいの粗利1000万円ほどでした。そこに私たち兄弟が二人増えたわけですから、当初は苦しく、私は新聞で求人広告をだしている会社で、取引をしてもらえるような会社を飛び込み訪問して、徐々に取引先を増やしました。

その当時は、メーカーの下請けとして部品をメーカーに売っていましたが、下請けを脱却するため完成品として製品を販売するメーカーに脱却していくようにしていきました。インターネット販売にも力を入れ、ホームページからの集客が半分以上を占めるようになってきました。もっと力を入れたいと思っております。現在の売上は8000万円で、粗利4000万円程度です。リーマンショックの時には、売上が1/3以下に落ち込みましたが、今は回復傾向にあります。

揉め事の発端、、、

もめ事の発端は、私が東南アジアのある国に5年前に会社を設立したことから始まります。この製品の製造は、職人の一品料理の為、コストと納期がかかり、技術の習得に20年は必要なことから、後継者もいない状態で職人の高齢化が進んでいます。この現状を脱却しようと東南アジアのその国に会社を設立しました。10年先を見越した投資です。

しかしながら、リーマンショックと会社設立が重なり、日本の会社本体が大赤字の上に日本人の職人を2人新規に雇用したものですから、金銭的にもマンパワー的にも負担が大きく、借入金が5000万円に膨れ上がってしまいました。社長である父の給料も十分に払えないことも続きました。

東南アジアのある国の会社の運営でも、職人との意見の違いがはっきりし、それよりも給料を払えない状態に陥り、結局2人も会社を去ることになりました。彼らの国では、スタッフができる範囲の仕事を受注するという考えで、私が受注してきた製品の注文(500万円)に難色を示しました。製造業の会社が製品の受注を受けないでどうする。彼らの存在価値はどこにあるのだと、その時は激怒しました。結局その企業からは、その後も継続して、合計7セットの注文を頂き、現地のスタッフだけでその仕事をこなせるようになりました。

私と家族の考えが違いすぎる、、、

私自身には、製造技術もなく、自分で製造できる訳ではないのですが、できる可能性のある仕事ならチャレンジして乗り越えていこうというのが信条です。彼らが思う大変さもわかるのですが、ベンチャーしている以上 壁は乗り越えなくてはならないと思うのです。

2人が会社を去った後、その国の現地採用で、その業界と全く経験のない人物を営業マンとして雇いましたが、半年の受注実績がゼロで辞めてもらうことになりました。その後、日本人スタッフは不在のままです。昨年8月までの10か月は、これまでの売上金とローン借り入れでなんとか持ちこたえておりましたが、資金繰りに詰まり会社のお金で縮小整理しました。

昨年8月まで、現地の従業員15名を雇用しておりました。それまでの毎月の経費は、 およそ200万円で、ついには全員解雇する形で200坪ある工場を閉鎖して、機械類を地方の安い家賃の貸工場に引っ越しし、解雇した従業員のうち3人を呼び戻し、その部品の製造を行っていました。その時の経費は約10万円です。この経費なら、採算ベースに十分乗ってくるのですが、現在 私が自由にその国に行くことも資金を動かすこともできない状態です。

会社の役員を外され、、、

私には、現在金銭的な権限が一切なくなったので、現地の会社に送金することができなくなり、日本人の給料や資金繰りは、私が個人ローンを借りて、まかなうという事を続けてきました。その借金が500万円ほどありましたが、住宅ローンにカードローンを統合し、今年1月に返済しました。

今年、社長の登記を弟にしたので、社長がその現地の会社を閉鎖しました。東南アジアには、その会社がないので、その製品に関するの問い合わせは必ず弊社に依頼がきます。
その国で起業し、現地と日本で成功をおさめる事は私の夢であり目標です。なんとしても事業を継続したいと思っていたのですが、そのためにこれまで家族を犠牲にしてしまっていたのは事実です。私が突っ走ってしまって、周りを説得せず、理解を得ないまま 独善的になってしまっていたことも反省しなければなりません。借金を膨らませ、現地の事業で赤字を続けてきたので、会社や家族に大変な迷惑と心配をかけてしまっています。

【会社の現状報告】

凝り固まった価値観

社長・弟・母も仕事で外の世界を知らないので、現在の業界の現状を知りません。会社で加工をして、もの作りをしないと儲からないとの考えで凝り固まっています。

外注に仕事を依頼するのに反対するのですが、自社でできないことまで自社でやろうと主張します。しかし実際には製造できないので、クオリティーの低い製品を納品して、二度と注文が来ない状況になります。得意分野を伸ばして、不得意な分野は 外注に任せるという発想がないのです。私は、外注に出して自社で製造できるところは自社でするというビジネスモデルで注文を取ってきているのですが、そんなことでは儲からないとみんなに反対されています。

私も事業に未練がある、、、

私にも昨年までの3年間、東南アジアの現地の会社を頑張ってきたので、自分の中ではとても未練があり 私が事業を続けたいと主張すると大反対を受けます。家族との価値観や方向性が違いすぎますし、話しても平行線です。私は、長期的に物事を考えすぎで、父・母・弟は、短期的に考えすぎているようです。

家族は、東南アジアの現地の会社を続けると当社の未来はないと思っていますが、私はその現地の会社がないと当社の未来がないと考えています。
私も根回しをせずに、様々な事業を一人で決定してきた点があります。家族に話すと長くなるし、物事が前に進まないので、あまり相談もせずに会社運営を進めてきた点が、周りの反感を買い爆発させてしまったのだと反省します。

事業を前に進めたいが前途多難、、、

私は、当社の工場をきれいに掃除し、20年以上も床に置いている廃業した取引先の不要な製品の山や不要になった機械類を処分したいのですが、「別に何かを新たに置くわけでないから、そのままでもいい」と言って、そのまま何十年と窮屈な空間で仕事を続けています。

ISOを60万円程度で安く習得できる業者を見つけてきて、ISO獲得を目指したのですが、これも反対されて断念しました。この業界でISOを習得している会社はほとんどないので、獲得すれば一気に取引先が広がる可能性があると考えています。

まとめ

経営者の悩みは色々と尽きないものです。当社は、新規開拓コンサルティングの専門家ですが、クライアントさまから上記で、お伝えしたようなご相談を頂くことも多いです。様々な悩みを経営者は抱えていますので、一人で抱え込まずに誰か相談できる人が欲しいですね。

特に家族からの反対は、多大なエネルギーを使いますので、家族を味方にするということも忘れてはなりません。今まで的だと思っていた人をみんな味方に巻きこんでいきましょう。

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