製造プロセスを可視化して新規開拓するための6つのポイント

潤滑処理・防錆処理を長年やっている機械加工メーカーの社長さんより質問を受けました。

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という質問をいただきましたので、弊社クライアントの事例をご紹介してお答えします。

A【答え】:品質技術を見えるようにするポイントは、一つ一つの工程を可視化することが重要になってきます。全体の流れだけをお伝えしても、お客さまの信頼を獲得できることはできません。

お客さまから信頼を獲得するには「こういう作り方をしているから、このような製品ができます。」という、お客さまが納得できるだけの材料が必要です。今回は、その納得できる材料の作り方をお伝えします。

私がご説明します!

こんにちは、見える化集客を運営するコンサルタントの山下裕司です。

これぞ求めていた集客コンサルティング

他社の集客コンサルティングとの違い

見える化集客では、主にwebマーケティングを中心とした新規開拓の集客コンサルティングを提供しています。他社のコンサルティングと大きく違うのが、現場を重視しているという点です。

他社のコンサルティングでは、アクセス解析などのデータを元に、コンテンツ作成やSEO対策などのコンサルティングが中心です。ほとんどのコンサルタントは現場をみません。これは、現場の経験がないため現場を見ても分からないのが本当のところです。現場を見ないと、強みなんて分かるはずがありません。つまり、コンサルタントのほとんどは、現場を知らないので現場を見ても何も引き出せないのです。

しかし、見える化集客では、まず現場をしっかりと見て回ります。これは、自社の強みを知り、他社と差別化し、顧客が求めるコンテンツを作り出すためです。

私は、トヨタ自動車で品質管理を13年間やってきましたので「品質・コスト・納期」を最適化しながら行う、ものづくりの難しさよく分かります。部品点数や関わる人や設備が多いほど、製品の品質にバラツキが生じやすくなります。そんな環境の中でも最高の品質を造り込むために努力を惜しまない、製品完成までのプロセスをしっかりと現地現物で見て確認します。

ですので、外からは見ても分からない、内部の人間しか理解できてなかった価値もしっかりとお伝えすることが可能になります。さらに独立して10年以上、集客やマーケティングを実践してきました。ですので「開発〜設計〜生産技術〜製造〜マーケティング〜アフターフォロー」という生産の流れ全てを経験しているコンサルタントも他にはいないでしょう。

「現場を知っている」+「品質のプロセスを経験している」という2つの経験が、他社コンサルタントとは大きく違うポイントになります。

見える化集客コンサルティングで大切にする現場

見える化集客のコンサルティングは、必ず現場を見ます。これは、私の想いから、現場を見るようにしています。私は13年間、トヨタ自動車で品質管理の業務を行ってきました。トヨタで学んだことは「現場を現地現物で見る!」ということの徹底だと思います。

「現場を見ない!」それこそが、トヨタでは一番嫌われる行為です。トヨタに入るとこの考えは徹底的に指導されます。「理屈いうなら、現場を見ろ!」「忙しいからこそ、現場を見ろ!」「儲からないなら、現場を見ろ!」

物事は実にシンプルです。確実な改善を行うためには、人の言うことを信用しない訳ではありませんが、自分の目で耳で現場を見なければいけません。そうしないと正確な現状認識ができません。現場の事実を見ないから、物事を複雑に考えて「ああでも、こうでもない・・・」と考え過ぎてしまって、改善がダメになっているケースが沢山あります。

現場で何を見るのか?6つのポイント

現場を見るといっても、闇雲に現場を歩き回る訳ではありません。一つの製品を造るのに、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」造っているのか?品質技術を可視化して、お客さまの信頼を獲得するために、各工程が「なぜ、確かな品質を作り出せるのか?」という視点を持って見て回ります。

  1. 【いつ、造るのか?(When)】
    「いつ造るのか?」というのは、非常に重要なポイントで、QCDのDelivery(納期)に当たる部分です。トヨタ生産方式のように、受注頂いてすぐに生産するのか?大量ロット生産のように受注をまとめて生産するのか?によって、納期に大きな影響を与えます。
    企業の取り組み方によって変わりますが、注文を頂いていつから取り掛かれるのか?というのは、企業の競争力を示すポイントの一つでもあります。
  2. 【どこで、造るのか?(Where)】
    その製品は、どの工場で、どの設備で製造するのでしょうか?最新技術を持つ最先端ロボットで生産するのでしょうか?それとも、何十年も使い込まれてきた歴史ある設備で生産するのでしょうか?どのような設備で生産していても、その設備で生産している理由があるはずです。
    製造業も製品のバラツキに4M(人、機械、材料、方法)が大きく影響しています。製品の信頼性を高めるためには極めて重要なポイントになります。偽造表示など世を騒がすような事件が多い中、ダントツで安心して購入できる企業になるために、しっかりお伝えしていきましょう。どの工場で、どの設備で製造するのか?を明確にしてみましょう。
  3. 【誰が、造るのか?(Who)】
    どのような会社が造っていて担当者や責任者、実際に製品を作っている作業者は、どのような人なのか?フレッシュマンな新人が入る工程の設備なのでしょうか?それとも、技術を要するベテラン社員が担当する肝となる重要工程なのでしょうか?どの工程や設備も、誰かが担当することになるはずです。
    これは、ただ従業員を紹介するというコンテンツではありません。企業文化などを重んじる会社などは、従業員まで理念が届いているか?非常に注目されるポイントでもあります。まさにあなたの会社のブランド作りです。ブランド作りに一貫性は欠かせません。従業員が理念を元に行動できているか?というのは、非常に大きなポイントなのです。どのような人が担当している交代なのでしょうか?担当者を明確にしてみましょう。
  4. 【何を、造るのか?(What)】
    その工程や設備で、あなたが提供している製品の、どの部分を製造しているのでしょうか?なぜ、そのタイミングで製造しないといけないか?という理由もあるはずです。順番が変わると、正しい製品ができないかもしれませんし、本来の特性が活かされないかもしれません。なぜ、その製品をそのタイミングで作っているのか?を明確にしてみましょう。
  5. 【なぜ、造るのか?(Why)】
    なぜ、その設備でその製品の一部分を製造しているのでしょうか?製造プロセスの一部ということは、何かしら意味を持つ工程や設備のはずです。製造プロセスの中で、その工程や設備は、どのような役割や意味を持っているのか?を明確にしてみましょう。
  6. 【どのように、造るのか?(How)】
    これは「どのように作るのか?」という、QCDのQuality(品質)に当たる部分です。確かな品質を造り込むために、その工程や設備で、具体的に「どのように造っているのか?」という製造手順の話です。
    造り方を明確にすることで、お客さまに品質の造り込み内容もしっかりと伝えられるようになります。品質が良いことを証明するには、自社テスト結果などの数値評価も重要ですが、造り込み方を公開することもやり方の一つです。

品質技術を可視化した事例(パーツフィーダー製造業)

下記のフレームワークを活用すれば「顧客にどのような価値を提供しているのか?」おのずと明確になります。今まで不透明だった製品やサービスの価値が、目に見えるようになります。質の高さを証明でき、改善できるため、販売力の向上が期待できます。

※4Mとは、、、安定した工程を作り、高品質でバラツキの少ない製品を生産するため、4M「人 (Man)・機械 (Machine)・材料 (Material)・方法 (Method)」を使った品質管理手法があります。これを4M管理といいます。4つのジャンルに整理する事により本質を捉えやすくなるメリットがあります。実際のコンサルティングでは、もっと詳細に行って行きます。今回の事例はあくまで参考事例です。

 


顧客の要望・打合せ


設計・仕様書作成


製造・検査・出荷


アフターフォロー

方法
(method)

①現状把握と過去トラの確認・目的共有

②ボール部たわみ・磨耗状況の把握

③要求精度・公差の把握

④困っていること(何を改善させたいのか?)

①過去トラの不良対策を図面に織込み(サビ・油汚れ)

②経年劣化の対策織込み

③シンプルで簡単な作り近づける

④メンテナンスフリーの作り

⑤衝撃や荷重に強い

①過去の対策事例をモデリングする

②0.1mmにこだわる精度要求ポイントの明確化

③供給姿勢の難しいワークは何度もテスト

①無料診断

②2年間保証

③ボール部の表面処理修理

④ボール裏側たわみ修理


(man)

①パーツフィーダーの使い方や作業動作の確認

②どういう使い方をしているか?動作確認

①事前に過去トラ確認し織込みポイント整理

②たわみを防ぐポイントの明確化

③30年のベテランが設計担当

①製作のポイントを設計・製造で共有する

②溶接技術向上・溶接割れ検査

③0.1mmにこだわる30年のベテランが担当

④徹底した精度の造り込みと確認

⑤使いやすいパーツフィーダー

①現地現物で診断・4Sアドバイス

②パーツフィーダーの補修

材料
(material)

①ワークの重量や形状など含む材料確認

②どの程度の頻度、年数でたわむのか?確認

①サビ・油汚れに強い材料の選定

②磨耗に強い材料の選定

③精度が維持できる材料の選定

①最適材料の検査・4Sで作りやすい環境作り

②過去の失敗事例を見える化(風化させない)

③4Sで造りやすい環境を作る

①診断マニュアルの作成

モノ
(machine)

①TPM状況・設置レイアウト確認・使い方の確認

②現在は、どのような仕様なのか確認

③どの程度の生産能力なのか?

①設備点検・4Sしやすい設計

②部品を交換・調整しやすい設計

③精度が維持できる作り

④分解でき、掃除ができる作り

⑤0.5mm違いを選別する精度のポカヨケ機能

⑥調整時間が短縮できる作り

①中古の場合は、コーティングから行う

②溶接条件の最適化(ガス・ワイヤー・トーチ管理)

③精度を造り込む設備の点検

④ローレット加工、スボールによる生産性向上

①過去の故障事例、修理事例などアドバイス

②他社製品でもシュートのシート張り替え修理

まとめ

品質技術を見えるようにするポイントは、一つ一つの工程を可視化することが重要になってきます。全体の流れだけをお伝えしても、お客さまの信頼を獲得できることはできません。

お客さまから信頼を獲得するには「こういう作り方をしているから、このような製品ができます。」という、お客さまが納得できるだけの材料が必要です。今回は、お客さまが納得できるその材料の作り方をお伝えしました。

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