問題解決手法「標準化と管理の定着」とは?

標準化

標準化と管理の定着とは?

標準化と管理の定着とは「元に戻らないよう標準化し、効果の拡大を図ること」

 標準化とは、「自由に放置すれば、多様化、複雑化、無秩序化する事柄を少数化、単純化、秩序化すること」ということができます。 また、標準は、標準化によって制定される「取決め」と定義できます。

出典:日本工業標準調査会

なぜ、標準化と管理の定着が必要なのか?

標準化 よくある話ですが、頑張って6ヶ月間改善しても数ヶ月後には、改善前の状態に戻ってしまうといった事例を数多く聞いたことがあります。なぜ、せめてキープすることもできないのか?これは、改善後に定着するまで歯止めの処置をしてなかったから、改善前の状態に戻ってしまうといったことになるのです。

 新たな問題は出ないか?再発防止の予知をして、そのための対策は考えているか?解決した問題に対する再発防止や、今回の対策で結果的に解決できなかった部分について継続的に管理していくことが必要です。

 歯止めの処置とは、標準化して維持し続けることができるようにする事です。標準化は、二度と同じ不具合を発生させないために再発防止として行うものです。

標準化するための2つのポイント

①:改善前の冶工具は処分しておく

 改善前の作業台や工具類をそのまま放置しておくと、うっかり間違えて使用する事があります。うっかり不良を防ぐためにも改善前のものは全て処分するようにしましょう。

②:仕事のやり方を標準化する

  1. 【仕事の仕組みを変更する】
    作業方法・材料(素材)・使用工具類の変更の場合、「作業標準書」「作業手順書」 「抜取りチェック表」等、標準類の変更・改定・新設を行いましょう。
  2. 【設備の仕掛けをする】
    異常が出た場合に、作業者が一目で分かるように警報や異常ランプ等の設備的な仕掛け(目的のために巧みに工夫された装置やからくり)も対応しましょう。
  3. 【躾(しつけ)の徹底を図る】
    いくら作業のやり方を変更したり、設備的な仕掛け対策をしても、作業者が理解して体得しなければ、何の意味もありません。
    繰り返し時間をかけて、作業訓練や異常処置などの教育することで、理解して体得してもらうようにしましょう。
  4. 【図面・規格の変更は忘れずに手続きを行う】
    ・設備基準を変更した場合は、「工程計画書」「品質標準」などの図面の変更も忘れずに行いましょう。設計変更時のトラブルの元です。
    ・改善で設備の改造を行った場合は、設備図面、電気回路図等の変更を行う必要があります。特に電気系統の改善の場合は忘れずに担当部署に申し入れをしておきましょう。

まとめ

タキシードのコンサルタント標準化と管理の定着とは、「元に戻らないよう標準化し、効果の拡大を図ること」です。つまり、同じ問題が二度と起きないように再発防止を行うということです。

改善を行って、良い結果が得られた場合は、二度と改善前の状態に戻らないよう標準化して再発防止を図りましょう。その場合、効果を拡大させるという視点を持ち、関係先や関係部署との情報共有を行いましょう。

そして、最も大切なことが”今回の対策の反省を次に活かす”ということです。常に改善の意識を持ち、より良くするにはどうすればいいか?を考え続けることで、よいアイデアが湧いてきます。今回の改善で、新しく問題が発生することもあります。「改善が終わったから知らない!」ではなく、改善後も、その問題点も注視しておくことが大切です。

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問題解決8つのステップ

問題解決ステップ

内容

問題解決の基礎

問題解決のための基礎となる考え方や全体像が理解できる。

①:問題の明確化

あるべき姿、ありたい姿と現状の差(問題)を明確にし、
どの問題を改善するのかを決定する。

②:現状把握

現状の調査・分析を行い、問題を層別・具体化する。
事実とデータで把握することがポイント。

③:目標設定

目標とする項目に基づいて具体的に目標を定める。

④:要因解析

特性に関する現状を調査し、要因を洗い出し、整理・解析する。
問題解決の重要なポイント、真因の検証を行う。

⑤:対策立案

対策案の洗い出しと検討評価を行う。

⑥:対策実施

計画に基づき着実に対策を実行し、進捗状況を定期的に確認する。

⑦:効果確認

現地現物で対策結果の確認し、目標値と比較確認する。

⑧:標準化と管理定着

元に戻らないよう標準化し、効果の拡大を図る。

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