至高のボルドー格付けオールド・ヴィンテージ・ワイン会

今日の写真は、EXPLORERS CLUB 主催の「至高のボルドー格付けオールド・ヴィンテージ・ワイン会」の全てのワインである。これだけのオールド・ヴィンテージ・ワインが揃うと、簡単にお目にかかれるものではない。圧倒されるような代物が揃っている。

この日ほど強烈に、このオールド・ヴィンテージ・ワインたちをもっと分かりあえ仲良くなりたいと思った日はない、世界を冒険するマーケター山下裕司です。

珠玉のボルドー格付けオールド・ヴィンテージ・ワイン

本日の極上のラインナップ

  • 1970 DOM PERIGNON(ドン・ペリニヨン)
  • 2007 Chateau LYNCH BAGES(シャトー・ランシュ・バージュ)
  • 1997 Chateau PALMER(シャトー・パルメ)
  • 1987 Chateau LYNCH BAGES Magnum(シャトー・ランシュ・バージュ・マグナム)
  • 1977 Chateau LATOUR(シャトー・ラトゥール)
  • 1937 Chateau RAUSAN SEGLA(シャトー・ローザン・セグラ)
  • 1967 Chateau CALON SEGUR Magnum(シャトー・カロン・セギュール・マグナム)

この圧倒的な存在感を感じ無いだろうか?もっと上で勝負したいならワインは知るべきである。そして、ワインのことをよく知ってる人なら、このラインナップの価値がわかるはず。このワインたちの顔ぶれを見れば、まだワインを愉しみ始めたばかりの人でも、その凄さは感じるはずだ。

ここに並んでいる、どのワインからもその生き様を感じることができないだろうか?もしかしたら、その辺のワイン通の人よりよっぽど知ってるかもしれないが、ワインを飲むたびに自分はまだ全然分かってないと思う。

私は、まだまだワインだけで会話できるレベルではない。ヨーロッパの社交界で勝負する、そのレベルに到達するためには、ワインで会話できるようなレベルの人から学んで吸収していくしか無い。そのために、モナコ公国在住の冒険家であり、EXPLORERS CLUB の加藤ファウンダーから学ぶのである。

この会場で、すでに酔わないだろうか?痺れないだろうか?「大人の社交場」という言葉に相応しい、何という洒落た素敵な会場であろうか。そして今日の抜栓は、下記の写真にあるように、500年の歴史を誇るフランスオーヴェルニュ山地に位置する、刃物の村ティエールで作られた、この世界中のソムリエの憧れのシャトーラギオール社のソムリエナイフを使う。実際にフランスのティエールで購入したラギオールナイフである。

DOM PERIGNON 1970

日本で最も有名な高級シャンパーニュの一つであるシャンパーニュの名門、モエ・シャンドン社のトップ・キュヴェ「ドン・ペリニヨン」の1970年ものである。その世界で名高いドンペリの、当たり年だけに造られるヴィンテージシャンパン、1970年産。

通常のシャンパンはヴィンテージの表記がない。ブドウ栽培の北限にあるシャンパーニュ地方では、良いブドウが毎年収穫できるとは限らないため、例年の品質を保つ為、毎年、ボルドーでは、数種類のぶどう品種をブレンドしてワインを造るアッサンブラージュというブレンド作業を行うのが一般的である。その為、何年産とヴィンテージがつくシャンパンは、葡萄の出来が良かった年にのみ造られる貴重なシャンパンなのである。

この豪華なラインナップで、まず一本目は、DOM PERIGNON 1970 (ドン・ペリニヨン)から。ラベルを剥がし、抜栓を開始。1mm間隔で徐々に、ジワリジワリ上げていくイメージである。2mmくらい上げたところで、程よい圧力を感じ、シャワっという炭酸音とともに、非常に綺麗に抜栓完了。

口に含む前に、どんな味や風味なのかを想像する。想像するに DOM PERIGNON 1970は、きめ細かく力強い泡、ほんのりとバターのような香ばしい香り。ただし40年以上前のシャンパーニュなので、少し炭酸が抜けて渋みのある味わいを想像。実際に口に含むと、細やかな粒子の一つ一つがが身体の細胞へ染み込んでいく感じで、じんわりとじんわりと、とても豊かな至福のひと時であった。「なんか、ウィルキンソンのジンジャーエールのようなテイストで、、、、」なんて、粗末なコメントする人は一人もいない。

Chateau LYNCH BAGES 2007

さあ、二本目は、2007 Chateau LYNCH BAGES(シャトー・ランシュ・バージュ)。格付け第五級。

ジェントルマンならば、抜栓はカッコよく!今回は「2007 Chateau LYNCH BAGES」の抜栓を担当。

先日、初めてワインで感動した貴婦人と呼ばれる「ピジョン・ラランド1981」と、同じポイヤック村で生産されているワイン。近くの畑で作られていると、どんな味なのか?気になるところ。「2007 Chateau LYNCH BAGES」 は、まだまだ若いため、コルクもしっかり弾力が残っていて、その弾力性も安定していた。

Chateau LYNCH BAGES(シャトー・ランシュ・バージュ)は、1939年にジャン・シャルル・カーズが取得し、現在は孫のジャン・ミッシェルが引き継ぎ、メドック格付け5級ながら第2級に匹敵する品質と評されるまでになったシャトーである。

畑は、ボルドー地方、メドック地区の中でも「ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルトラトゥール、ピション・ラランド」と秀逸なシャトーが結集した村、ポイヤック。

バージュの小高い丘に90ha広がり「バージュの丘」といわれる。1980年に導入した25基の温度調整されたステンレス・タンクで15~17日かけて醗酵後、新樽比率60-70%で15ヶ月間の熟成を施す。ブドウは手摘みで完全に除梗したワインはタンニン分に富み、力強さもありまろやかさも感じられる。

Chateau PALMER 1997

そして三本目は、Chateau PALMER 1997(シャトー・パルメ)。格付け第三級。

Chateau PALMER 1997(シャトー・パルメ)は、45ヘクタールの広大なブドウ園は安定した品質と非常に華やかで強いボディーのワインを生み出し、ヴィンテージによっては1級のシャトー・マルゴーをも凌ぐ実力を秘めていると、格付け以上の高い評価を得ている。

フランス・ボルドー地方マルゴー地区産ならではの香りの良い上質なワイン。ワイン好きなイギリス王ジョージ4世が、お気に入りとして愛飲していたのがシャトー・パルメといわれている。初代オーナーであったパーマー将軍が破産のため、1855年の格付けの際には三級に甘んじることになったが、実力的には一級シャトーと肩を並べるほどの高評価を得ている。畑は、マルゴーやローザン・セグラに隣接しているという、マルゴー地区の中でも最高の場所にある。

暗いルビー色からプラム色から紫色を誇る味わいは、比率が高いメルローからもたらされるエレガントな華やかな香りと、マルゴーらしい豊満な肉づきのよいボディにエレガントな味わい。熟成が進むにつれて、タンニンが柔らかくなり、香りがより一層華やかになった時が真の飲み頃となる。そして、時間をおいても安定感があった。口当たりが優しくあるが、それでいてボルドーの主張も感じさせる。角煮、山椒抜きの蒲焼、石垣牛など合う。時間が経っても味に変化がなく元気がある印象的なパルメであった。

Chateau LYNCH BAGES Magnum 1987

さして四本目は、Chateau LYNCH BAGES Magnum 1987(シャトー・ランシュ・バージュ・マグナム)。格付け第五級。先程の2007年とヴィンテージ違い。

グラスに注いで、7~8分で段々と旨味が増してくる。10分ほど経つと、上品な感じになり、まもなく本来の飲み頃を迎える。この飲み頃を迎えたとき、まろやかさも感じる。

15分も経つと、全くダメであった。ヴィンテージワインはそのタイミングを逃すと、全てが終わりである。

Chateau LATOUR 1977

さて本日の五本目は、Chateau LATOUR 1977(シャトー・ラトゥール)。格付け第一級。

畑は、ボルドー地方、メドック地区の中でも「ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルトラトゥール、ピション・ラランド」と秀逸なシャトーが結集した村、ポイヤック。五大シャトーの中で最も男性的といわれ、長命であり品質が安定している。その畑を見れば一目瞭然である。

そして、「象徴的な塔の上にライオン」であるエチケット。まさしく男性的と称される Château Latour に相応しいエチケット。さすが世界最高峰に君臨するChateau LATOUR である。シャトー・ラトゥールについては『Chateau Latour 1971 ワイン会』の様子も参考にして頂きたい。とにかくボルドーワインの最高峰である五大シャトーの飲み頃なので、まぁ〜美味い。飲んだ印象は、酸味の中に、柔らかい、滑らかな感じで、深みを感じさせる。ワイン自体からパワーを感じるため、味わいが長く残り、急カーブで味が落ち込むことがない。Château Latour は、気持ち良い時に飲むワインである。

Chateau RAUSAN SEGLA 1937

そしてそして六本目は、Chateau RAUSAN SEGLA 1937(シャトー・ローザン・セグラ)。格付け第二級。1661年、貿易商のローザン氏によって創設されたのがシャトー・ローザン・セグラである。

1994年からChateau RAUSAN SEGLAは、有名ブランド「シャネル」のオーナーでもあるヴェルテメール家がオーナーとなっていて、リュット・レゾネ(減農薬栽培)、大規模な排水設備の完備(ドレインパイプの敷設)、セラーの新設など、総額6億円にも及ぶ設備投資を行うことで、畑の水はけが良くなり、より品質の高いブドウが獲られるようになったのである。

飲み頃になるまでには10~20年の熟成が必要と言われる忍耐が必要なワインだが、マルゴーらしい優美で滑らかな口当たり。色は深く、スパイスを感じさせる香りや、ジャムのような濃縮感がある。とても80年前のワインとは思えないフレッシュさを感じる。

Chateau CALON SEGUR Magnum 1967

最後の七本目は、Chateau CALON SEGUR Magnum 1967(シャトー・カロン・セギュール・マグナム)。格付け第三級。

カロン・セギュールの伝統的なスタイルは、前オーナーのマダム・ガスクトン曰く「サン・テステフにおけるシャトー・マルゴー」。 しなやかで優美な中に芯の強さを秘めたワインと評されてきた。

カロン・セギュールが追及するのは、長年愛されてきたクラシックなボルドースタイル。ボルドーの伝統を忠実に守った堅実な造りを脈々と続け「長い熟成を経て花開く、典型的なボルドーワイン」と評される。それは18世紀にセギュール侯爵がシャトーを所有する時代となり「品質のためにやるべきことは全てやる」という徹底的な品質主義がシャトーの根底に根付かせたからである。トヨタ自動車の品質管理を13年やってきた、私にとっては、とても興味をそそるワインである。今回飲んだ感想は、軽い。味がすり減っているような感じがする。

ワインの味すら整えてあげられるようになろう!!

そして、これだけのワインの顔ぶれが並べば、ワインに対して「どんなもんなんや?」と上から目線で評価したくなる気持ちになる。

しかし、このワイン会は、評価するのが目的ではなく、ワインの状態、コルク、抜栓、サーブ、室温、時間の経過、待つ・回す・嗅ぐ・飲むという同じワインを飲む基本動作、そのすべてを最高の状態になるように、自らコントロール出来るようになる。というワイン会なのである。

いわば、「抜栓してから口に運ぶまで」の自分の所作で、味すら整えてあげられる人間になる人になるためのワイン会。

どんなワインでも自分に合わせる事が出来るということを知って、ワインの魅力にどっぷりハマると同時に、そのワインのポテンシャルを最高に引き出せる男になりたいと強く思う。

ワインを知る為には、高い良いワインを飲むしかない。安いワインを一万本飲んでも、何の意味もない。そして、ワインだけでなく、ワイン以外の経験もしっかり積んでいこう。そうしなければワインの奥深くまでを理解することはできない。そして、ワインの歩んできた歴史を愉しむこともできないし、歴史を継承する遊びはできない。

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