美しき人生への道程!ディンギーヨット能古島一周チャレンジ

写真は、福岡市西区の博多湾の中央に浮かんでいる能古島をディンギーヨットで一周するチャレンジを行った時の様子である。ヨットに乗らなくても死ぬことはない。しかし、わざわざヨットに乗ることを通して、美しき人生を生きると決め、その人生を歩むため、仲間と能古島一周チャレンジ(約18Km)を行った、世界を冒険するマーケター山下裕司です。

ディンギーヨットで能古島一周

能古島とは?

「能古島」は、博多湾の中央に位置し、南北3.5キロメートル、東西2キロメートル、周囲12キロメートル、面積3.95平方キロメートル。大都市の目の前にありながら福岡市姪浜の能古渡船場からフェリーで約10分で行ける、周囲約12kmの島。福岡でも屈指の菜の花・桜・コスモス・水仙の名所である。また歴史を感じる島であり、「早田古墳群」、江戸時代の鹿の狩猟場のなごりの「鹿垣」などのスポットも数多く点在する。また、のこのしまアイランドパーク・亀陽文庫能古博物館・白鬚神社などがある。

福岡市ヨットハーバー

スタート・ゴール地点である福岡市ヨットハーバーは、【指定管理者】博多港開発・ササキコーポレーション共同事業体が運営を受託されている。全国的にも珍しいディンギーヨット・クルーザーヨット専用のハーバーとして500隻以上保管でき、ヨットの保管及び海洋思想の普及を行っている。多くの大学生や高校生のヨット部が活発に動き、ヨットマン育成の場になっており、五輪選手も出ているヨットハーバーである。

どんなチャレンジだったのか?

今回は、技術向上のためのヨット練習会、能古島をぐるりと一周(約19km)。能古島一周にチャレンジ。能古島の北側のブランケットはコース取りに要注意。島から離れたコース取りに注意してチャレンジを行った。

この日の天気予報は曇り。気温28〜33°、風速1m~4m。北西の風。素晴らしいセーリング日和になった。

ちなみにこの日navionicsのデータでは、

  • 走行時間:2時間48分
  • 走行距離:9.8NM(18.2km)
  • 最大スピード:8.1kts(15km)

この日を振り返ってみると、前回の6月よりも風が強かったため、平均スピードも早かったと思うが、感じていた以上に、走行距離があった。前回、6月に能古島一周した時よりも風があり、特に能古島の北側のブランケットになる場所で、島からの距離を保ち、しっかりと風を捉えてスピードに乗ってセーリングをした。

一度、冷やっとしたのは、象瀬を通り過ぎた辺りで、大型タンカー船の引き波の影響による波のうねりで、沈しかけたことである。うねりを乗り越えて立て直したが、外洋だったらこれくらいのうねりや波は普通かもしれない。ここでうねりに慣れないと意味がないので、まともに横波を受けないよう船首の向きを変え、角度を付けて波に乗って操船した。

能古島一周チャレンジ!当日の流れ

今回は、天候は確認していたが、出発前に再度、危険区域や侵入不可区域、風速や風向き・潮流・注意すべきポイントなど。その後、着替え・ヨットの艤装を終えて出発。事前に立てた計画では、北西の風上に向かって1回のタックで、能古島の裏側(北側)へ向かうルートになっていた。

実際、計画していたような北西方向へはデッドゾーン(風上方向)で登れないため、その状況で最大船速にするために、スターボードタックでクローズホールドの状態で登って行った。右の頭にあるように、ヨットは風上には登っていけないのである。

navionicsを使って現在地の確認を行いながら、目印の北西の象瀬に向かって、5回のタックで登って行った。タックする際は、地図で現在地と象瀬の位置を確認しながら、肉眼で見える目印の2方向の位置を確認して現在地を確認。

3回のタックで象瀬に向かうには、今津赤十字病院側の岸ギリギリまで行かなければならないと判断したため、厳しいと判断。5回のタックで象瀬に向かうことにした。

その後、象瀬を超えて能古島の最北端で折り返して、風が体感では感じれない程の弱い風になった。しかも、太陽の直射光が照り続けるため、私は厚さ5mmのウェットスーツを着ているため、熱い。三人で、脱水症状にならないように、水分補給をしているかを、常にを声かけ合い確認。ヨットは、ランニングでメインセイルとジブセイルを緩めて、後ろからの風を目一杯受けられるようにしたが、ほとんど進まないため、風が出るまではオールで漕ぎながら前へ進んだ。

ここで話していたのは、このまま風がない状況で進んで到着が何時になるのか?進むか?戻るか?という話。navionicsで地図を見て、残り3分の1くらいの距離で、風も微風ながら吹き始めたため、進むということに決めた。

その後、ヨットはクォータリーで能古島の港の前を通過。この港辺りで、1m/sくらいだと思うが、少〜し風を感じられるようになった。能古島の港を超えてクォータリーで、風は1〜2m/s程度の風。ジャイブを3回行い、16:12に小戸ヨットハーバーへ戻った。

能古島一周は、見事に大成功!!

セーリング中の技術面で、常に意識していたのは、二つある。一つ目は、どの状況下でも最大船速にするようジブセイル・メインセイルが最も風を受けている状態を常にキープすること。常に細かな微調整を行った。その上で、ゴールまで安全に時間内に戻ることを考え、風向きや風速は、波高や波の方向、海面の色などの状況を見て常時確認し、現在地とゴールまでを三人で確認しながら、航路を決めて進んだ。二つ目は、風の状況を常に把握すること。波高や強さを見ながら、海面の色を見て、強い風が吹くポイントを探した。

人生を変えるには、強い風が必要なのか?

能古島一周を成功させたが、いろいろと考えさせられることがあったので、書いていこうと思う。

【風で走る原理】

ヨットの走る原理は、セール(帆)に働く風を利用して航走する。風上方向へ進むことはできないが、風位に向かって最大45度程度のクローズ・ホールドまで進むことができる。

ヨットは斜め方向からセール(帆)に風を受けると、カーブに沿って流線を描きながら流れる。セール(帆)の風上側には空気の圧力が増し加圧力(加圧域)となり、風下側では圧力が減り吸引力(減圧域)となり、セール(帆)を風下方向へ押す力を発生させる。この分力の艇首方向への分力が艇を前進方向に押す推進力となり、横方向への分力は艇を風下方向へ押す横漂流力となる。

ヨットが進むためには、風が必要である。しかし自然が相手であれば、その風の強さに自分たちが合わせるしか無い。風が強い日もあれば、弱い日もある。風が強ければ、セールで風を受けやすいため進むスピードも早いが、風が弱ければなかなか進まない。しかし、進まないことはないのである。進むのだ。弱い風でもその風を受け止める事ができれば、進むのである。

ハワイのモロカイ海峡であれば、常に10mクラスの風が吹いているし、外洋はうねりも大きい。今の操船技術では、まだまだ安心して海峡横断できるレベルではないと認識できた。モロカイ海峡を横断するには、その環境を想定した練習を行うようにしていかないと!

それ以外は順調に来たが、能古島の港を過ぎた辺りから、突然のスコール。結構な雨量で髪も顔もずぶ濡れになる状態。雨のヨットも愉しい!人生でも同じようなことが起きる。突然のスコールを愉しむか、嫌がるか、この考え方一つで人生は大きく変わってくるのだ。私は、全てを愉しめる人格になるのである。

風が強くなくても、人生を変えることはできる。外的要因に頼っているようでは成長スピードが遅い。人生を変えるには、弱い風でも自分から取りに行くことができれば、ヨットは進むし、人生を変えることはできるのである。

五感が蘇るヨット!生きてる感覚が蘇る!

ヨットに乗ると、空を見たり、海や波を見たり、風を感じたり、雨を感じたり、いかに今までの人生で全てのことが当たり前と捉えてしまっていて、人生全てを愉しめていなかったのかがよく分かる。地球の70%は海なのである。ヨットは人生の縮図。ヨットのある人生、一緒に乗る仲間がいる人生、突き抜けて愉しいのである。

なぜヨットが愉しいのか?これは、レジャーで乗っている訳ではなく、誰かのための応援のために乗っているから愉しいのである。自分が満足するだけのディンギーヨット。私は、そこに面白みを全く感じない。自分がディンギーヨットに乗ることで、誰かの生きる活力になることが愉しいのである。誰かを応援するために乗るのだ。

そして、海から見える景色は最高なのである。あなたは、人生において、何種類の海から景色を見てきたであろうか?普通は何種類もの海から景色を見ることはないと思う。ヨットで海面スレスレから大陸を見る。その景色というのは格別なのである。

ヨットは生き方が、そのまま現れる

ヨットに乗っていると、その人なりの乗り方の違いが明確に出ているのが、登り方。Aさんは、スピードにこだわらず、最短距離を登って行こうとするのに対し、私は最もスピードに乗ることを意識している。それは、人生は時間だからである。限られた時間の中で、成果を出さなければならないからである。スキッパーは、考え方の違いが大きくモロに出るのである。限られた時間の中で何ができるか。突き詰めて考えなければならないことである。

そして、ヨットに乗ると面白いほど生き方が如実に合わられる。例えば、コミュニケーションを普段取れない人は、ヨットでもクルー同士のコミュニケーションが取れない。当たり前の話ではあるが、自分の習慣がそのまま現れるのである。そして、スキッパーとクルーのコミュニケーションが取れないと、ヨットは思うように進まないのである。

例えば、タッキングで方向を変えようとする時。タッキングとは、風上に向かう時、帆船にて船首を風上に向けて旋回させ、風が吹いてくる方向をこれまでとは逆側の舷に変えるセーリング操縦のこと。ジブセールとティラー操作、体重移動などのタイミングを合わせないと方向転換できないのである。

コミュニケーションの話でいえば、私は、この福岡市西区小戸の福岡市ヨットハーバーで、初めてディンギーヨットに乗船する人を乗せることがある。初めてヨットに載せるというのは、とても難しいことなのだ。いくらライフジャケットをきていると言えども、海に落ちれば何が起こるか分からない。落ちないようにしなければならないし、落ちても大丈夫なようにしておかなくてはならない。何かが起きてしまってはならないのだ。そのための準備はとても慎重に行う。

もしも、、、を起こさない人生を生きる準備を!!

当たり前だが、その日の天候も十分に考慮しながら、三人の乗船で誰と誰を組み合わせれば安全で、且つヨットのクルーやスキッパーの技術向上ができるか?その辺の乗船割も考えなければならない。この準備も本当に愉しいのである。

自分がヨットのクルーやスキッパーができるまで今まで歩んできた行程を仲間に教えて、できるようになってもらう。この美しき人生の道程も愉しみの一つでもある。ヨットのスキッパーは、その人の思考がそのまま反映されるので、今どのような考え方で生きているのか?が如実にあらわれるのだ。迷いながら生きている人は、ヨットの操船にも迷いが出る。

とても重要なのがコミュニケーションなのだ。能古島一周でも世界の海峡横断でも、普段の仕事でも、全て一緒である。普段のコミュニケーションがそのままヨットでも出るのである。

人生を愉しむにはエッセンスが必要!

人生をより愉しむためには、今の人生に何か新しいエッセンスが必要なのである。それをヨットにしたら、どうだろうか?地球の70%は海である。その海で遊ばないということは、遊びの70%を知らないのと同じくらいの意味を持つと私は考えている。

能古島一周なんて、別に行かなくてもいいのだ。行かなくても死ぬことはない。しかし、あえて”わざわざ”いくことに、愉しさが詰まっているのではないか。必要なものだけを選ぶ人生ではなく、必要ではないけど愉しむという人生にしてみてはいかがだろうか?そう生きはじめて瞬間から、人生が一気に変わるのである。だから人生には冒険が必要なのだ。冒険を愉しむ人生をともに歩かないかい?

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