日本初のデビュタント BAL de JAPON

写真は、映画『Shall we dance?』のモデル舞台となったダンスホール「ダンスホール新世紀」で、EXPLORERS CLUBのメンバー200人がワルツを踊るという、日本で初であろうデビュタント。今までの人生で一番の”美しい”を見た私の人生は、この日から間違いなく変わる。世界を冒険するマーケター山下裕司です。

デビュタントを通して生き方を魅せる

デビュタント(débutante)とは、フランス語で、初心者、初舞台の人などの意味である。西欧諸国、アメリカ、オーストラリア、フィリピンなどのキリスト教国で、18歳から20歳の上流階級や貴族の娘で、初めて正式に社交界にデビューした者をさす。

実はその昔、日本にもデビュタントがあった。鹿鳴館時代と呼ばれた、鹿鳴館は、急激な西欧化が進む明治時代の最中、外国からの賓客や外交官を接待するために建てられた社交場で、1883年11月28日、1200名を招待して落成の祝宴が開催された。当時の日本には鹿鳴館時代にデビュタントがあったのである。キリスト教と日本の結婚の思想の違いにより、日本に根付くことはなかったようである。その当時の様子は「江戸の舞踊会」というタイトルで、フランス出身のピエール・ロティによって描かれている。

そして時代は変わり、現代2018年。200人の男女ペアが揃いの衣装を着て、男性は全員タキシードであり、胸元を華やかに飾りスタイリッシュな印象を与えるポケットチーフの基本スタイル「TVフォールド」で統一。そして女性は純白ドレス。統一された200人の男女が一斉にワルツを踊る景色は、日本人も含め、世界中の誰も目にしたことのない光景でした。美しい。beautiful。Beau。こんな言葉しか合わない。そして、こんな愉しみ方ができる大人が、日本にもこんなにいるんだってこと、世界中の人にも、知ってほしい。

今回、花のワルツを踊った200人のほとんどが、人生で初めてのダンスである。わずか5分ほどのダンスを踊るため毎日毎日、ボックスステップから練習し始め、学生時代の部活のような練習をして、この日のために全国から集まったのである。200人が一斉に踊るその姿は圧巻である。これが50人とか小規模だと全然印象が違っていたであろう。200人だからこの景色を作れたのだ。誰一人抜けても完成することができなかった景色である。

「結果は想いの総量」

ダンスのペアによっては、沖縄と山形に住んでいるようなペアもあり、ペアでの練習もなかなかできない状況であった。多くのペアがそれで悩んできたが、それでも全員がこの日にバシッ!と一発で合わせてきたのである。デビュタントがやりたいから、この「花のワルツ」を踊る訳ではなく、このBAL de JAPONを通して「誰かの力になりたい!」「俺たちを見ろ!日本にはこんなに愉しんでいる奴らがいるんだ!」そんな志を持った仲間が集まり「BAL de JAPON」を創り上げたのである。

200人の紳士淑女が踊る「花のワルツ」

今回、踊ったダンスは、バレエ組曲「くるみ割り人形」より花のワルツ(チャイコフスキー)。あのチャイコフスキーである。日本では、クリスマス・シーズンになると、ラジオなどで流される曲と言った方が分かりやすいだろうか?チャイコフスキーの作曲した曲からなるバレエ組曲「くるみ割り人形」の最後に演奏される華やかな三拍子曲である。

ドイツのE.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を原作とし、ピョートル・チャイコフスキーの作曲したバレエ音楽およびそれを使用した2幕3場のバレエ作品である。以下のような構成になっている。今回踊ったのは、第2幕の第13曲「花のワルツ」である。

  • 序曲 (Ouverture)
  • 第1幕
    ・第1曲 情景【クリスマスツリー】
    ・第2曲 行進曲
    ・第3曲 子供たちの小ギャロップと両親の登場
    ・第4曲 踊りの情景【ドロッセルマイヤーの贈り物】
    ・第5曲 情景と祖父の踊り
    ・第6曲 情景【招待客の帰宅、そして夜】
    ・第7曲 情景【くるみ割り人形とねずみの王様の戦い】
    ・第8曲 情景【松林の踊り】
    ・第9曲 雪片のワルツ
  • 第2幕
    ・第10曲 情景【お菓子の国の魔法の城】
    ・第11曲 情景【クララと王子の登場】
    ・第12曲 ディヴェルティスマン[登場人物たちの踊り]
    ・第13曲 花のワルツ
    ・第14曲 パ・ド・ドゥ【金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ】
    ・第15曲 終幕のワルツとアポテオーズ

自分がチャイコフスキーの曲に合わせてワルツを踊るなんて、数ヶ月前は1mmも想像すらしていなかったのである。なんて素敵な話だろうか?

もちろん、この我々が踊っているワルツが完璧な演技なんて言うつもりは全くない。全然下手くそだし、姿勢も悪いし、キレもまだまだ無いダンスだ。ボックスステップという言葉を数ヶ月前に聞いたメンバーもいるのも事実である。しかし、僕らは社交ダンスがやりたい訳ではないのである。社交のためのダンスがやりたいのだ。ヨーロッパの舞踏会で勝負するための武器を手に入れるのである。それが、デビュタントなのである。

自分の人生で、チャイコフスキーの曲に合わせてワルツを踊るという愉しみが増えたのである。元エンジニアでマーケティングを生業にしている私が、学校の授業の音楽といえば、苦手で楽譜も読めず縦笛くらいしかできなかった男が、ある日突然「チャイコフスキーの曲に合わせてワルツを踊る」人生になるわけだから。人生は面白いものである。このフリア幅が面白いのである。今では、朝からウェットスーツでヨットに乗って、夜はタキシードを着こなしワルツを踊る。こんな日常が普通になっているのである。理想とする未来から時間を流せば、ある日突然ワルツを踊ってもなんら不思議はないのである。

そして、ここにいるメンバーは、いつもワルツの練習をしているわけではなく、ディンギーヨットに乗って世界の海峡を渡ったり、全国各地で行われているペタンクを頑張っていたり、ビッグバンドオーケストラの練習を頑張ったり、もちろんいつもの仕事も頑張ったり、人生を次のステージに登っていこうとしているメンバーなのである。この日のために、毎日頑張ってきた200人の努力の結晶が、キラッキラに光り輝いているのが見えるだろうか?美しさは、人の手がかからないと作り上げることなんてできないのである。

最初から踊りたかったの?

もちろん私も、上記の映像の中で花のワルツを踊っている。このデビュタントのためにボックスステップから練習を始めて、日々コツコツと練習してきた。写真ではたのしそうな顔をしているが、今まで人生でワルツや社交ダンスなんて、全く1mmも興味はなかったのである。踊りたくもないと思っていた程の男である。

「why?俺の人生にワルツが必要なのか?笑」

このデビュタントを始めるまでは、本当に必要なのか、よく分かってなかった。というのが正直なところである。常に自問自答であるのだ。しかし、この BAL de JAPON を200人の仲間と創り上げて、よく分かったことがある。

「必要なのである」

過去の経験だけをベースに過去から人生を積み上げる人にとっては、このデビュタントは必要の無いものである。全く1mmも必要が無いものである。しかし、「日本ココにあり!」と、ヨーロッパの土俵で、アジアの日本の存在感を見せつけるためには、そして世界の最上級で勝負し続けるには、社交のためのダンスは必要なのである。もう一度言うが、社交ダンスが必要なのではなく、社交のためのダンスが必要なのだ。競技するためではないからだ。

面白くないだろうか?

このデビュタントに出なくても、私は死なないのである。生活に困ることはない。むしろ、練習時間や移動費などを考えると、逆にお金がかかってしまっている訳だ。デビュタントに出ると儲かるわけでもない。出世するわけでもない。このデビュタントはやらなくていいことなのだ。面白くないだろうか?特にやる必要もない、やらなくていいこのデビュタントを、わざわざお金と時間をかけてやるのである。

何の意味があるのか!

意味なんて無いのである。人生を愉しむと決めたそれだけなのだ。人生を愉しむのに意味が必要なのだろうか?子どもが公園で遊ぶときに、何か意味が必要なのであろうか?そんなの必要ないのである。人生のステージをどこまで上がると決めて、人生で起きるすべてのことを愉しむと決めるだけである。「なに、忙しい?」そうだろう。あなたは、仕事に家庭にとても忙しい人だ。そしていつも忙しい人だ。であれば、人生を愉しむというのを諦めればいいだけである。無理して愉しむ必要はないのだ。愉しむと覚悟を決めた人だけが愉しめばいいのである。

そして、自分の好みで選んだものだけを楽しむ人生って、偏ってるでしょ?世の中には、まだまだ遊びあるのだ!あなたは、その遊びを愉しまなくても良いのだろうか?

一緒に遊ばないか?EXPLORERS CLUBの遊び!動画公開

2018年11月11日 に開催された舞踏会「BAL de JAPON〜世界に向けたデビュタント〜」の映像である。間違いなく日本初であろう。200人による「花のワルツ」これが"僕ら"の遊びなのだ。いくら言葉で表現しても表現できない事がある。私が言葉で説明するより、この3つの映像を、ぜひ観て欲しい。一発で何をしようとしているのかが明確になるはずだ。とにかく、まずはこの動画を見て欲しい。これが"僕ら"の遊びである。

  1. 【BAL de JAPON ~世界へのデビュタント~ Vo.01 waltz for the world】
  2. 【BAL de JAPON ~世界へのデビュタント~ Vo.02 group waltz】
  3. 【BAL de JAPON ~世界へのデビュタント~ Vo.03 BIG BAND ORCHESTRA】

1.【BAL de JAPON ~世界へのデビュタント~ Vo.01 waltz for the world】の動画の5:45〜6:20を見て頂けただろうか?全員が握手をしながら歩くシーンだ。横に歩きながら移動していくシーンである。これだけ移動すると、前後や左右の列が大きく乱れる。これは個人では練習できないシーンであり、人数が揃わないと合わせられない。こういったシーンは難しいが、こういったシーンこそ愉しいのである。

ただ遊んでるわけじゃない。真剣に遊んでるんだよ

私のこの真剣な表情を見てもらえば、感じてもらえるであろう。真剣なのである。真剣に遊んでいるのである。真剣に遊ぶということは、仕事よりも圧倒的に難易度が高く難しいのである。EXPLORERS CLUB のメンバーにとっては、デビュタントに出席するという登竜門がある。モナコ公国主催の「薔薇の舞踏会」に参加するためには、このデビュタントに出席するのは必須なのである。デビュタントに出席しないと、次のステップに進めないのである。重要なイベントなのである。

さて、この会場は、映画『Shall we dance?』のモデル舞台となった「ダンスホール新世紀」という1969年に開業した歴史あるダンスホールである。写真を見ると、壁紙や照明からも昭和の歴史、約50年という歴史を感じないであろうか?今まで、数多くのダンサーがこの舞台で踊り、情熱を燃やしてきた。その舞台で踊るということは、我々もダンスホール新世紀の歴史を背負うということでもある。この舞台を選んで踊るということはそういうことなのである。

なぜ、デビュタントをやっているのか?

もちろん、花のワルツのダンス技術的には、まだまだ最高というレベルではない。全然だ。そりゃ分かっている。でも、そのレベルに行くまで何も行動しないで待つのか?そんなのんびりする時間は我々人類にはない。人間の寿命は短いものだ。あっという間に死んでしまう。生きてるうちにどれだけ勝負できるか!自分の好みだけを選択して生きていたら、世界の遊びはほとんど味わえないのである。自分の知らないことだからこそ、それは真剣に遊べるのであり、人生が大きく変わる遊びになるのである。いや、人生をかけるような遊びにするのである。

さあ、もっともっと行くぜ!あなたも一緒に踊らないか?一人では見れない景色を一緒に見よう!

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