同じ時間でも成果を3倍にする!時間管理の考え方

世界を冒険するマーケター山下裕司です。この世の中のビジネスマンも起業家も主婦も子どもも、みんな忙しい。日本社会に様々な仕事を効率的に進めるための時間管理を学ぶ「タイムマネジメント研修」なるものが溢れている。それらの多くは、一日の無駄な時間を見直し、優先度の高いものから仕事を片付けていく。今の24時間をいかに上手く使うか?という考え方である。一見、間違いではなさそうだが、完全に間違えている。

それで言い訳がない。考え方の根っこが完全に間違えているのだ。時間管理の始めは「人生で何を成し遂げたいか?」この質問から始まるはずである。あなたは現状のままでよいだろうか?いいはずがない。今日のブログは「成果を3倍に変える!」時間管理の考え方について書いていこう。

成果を3倍に変える!時間管理の考え方

「時間管理術」レベルで、どうにかなる問題なのか、、、?

すべての人間に平等に与えられ、すべての人間にとって本来最も価値があるもの。そして、成果を出せる人と出せない人を最も大きく分かつもの。それが「時間の使い方」である。しかし、私も含め、現代の日本に生きる人たちは、たいていみんな忙しい。もう何かあったら口癖のように「忙しい」を連発してしまう方もいるのではないだろうか?そんなこんなで、時間管理術とか、仕事術とか手帳術とかのノウハウが本なりセミナーなりでよく売れているわけである。そんな中、私も例外ではなくそれなりに忙しく毎日を過ごさせていただいている。

時間は誰にとっても平等に与えられていて、一日は24時間。私もオバマ大統領もアインシュタインも一日は24時間である。全員に与えられた時間は平等である。それに気づいた時に、ふと疑問が湧いてきた。なんで同じ24時間なのに出している結果が、こんなに違うんだろうか?

  • かたや日本に星の数ほどある一中小企業を経営している私。
  • かたやアメリカ合衆国のリーダー

一日は同じ24時間なのに出している結果が大きく違う。これは、時間の「密度」が違うのである。量が同じでも密度が違えば出せる結果の大きさが変わってくる。そして、時間の密度を変える一つの要因として、時間の使い方は重要である。一日24時間というみんなに平等に与えられた時間をどのように使うかが出せる結果を大きく左右する。なので、みんな時間の”使い方”にフォーカスしてしまう。

一日2時間は本を読もう。6時間は睡眠しなければならない。なんていう感じで、一日の時間割を始めるわけである。

時間管理の根っこは「志」「成し遂げたいこと」

時間割が悪いというわけではないが、タイムマネジメントと時間割はイコールではない。全く違う。では「タイムマネジメントとは何か?」と言うと、ちょっと抽象的な表現になるが、タイムマネジメントとは「時間に意味を持たせること」であり、それは『志』からくるものである。

自分の持つ1分1秒の時間に、「この時間は◯◯のためにある」と明確に意味を持たせることです。時間に意味を持たせることで、いわゆる無駄な時間を極力排除でき、意味の大きさによって優先順位をつけやすくなる。優先順位を付けられるようになったら、優先順位の高い方から順にこなしていけばいいわけだ。

手帳を開いて「金曜日の15時に○○さんとのアポを入れる」とか、そういうレベルの時間割は、時間に意味を持たせ、優先順位をつけた後でいいと思うのである。時間に意味を持たせる前に、時間割から入ってしまうと、それはただの自己満足。で、ただの自己満足で終わって、結局遂行されない計画になってしまうのだ。

今までとは違う生産性レベルに上げるには?どう時間管理する?

成果を出している人も成果を出せないでいる人も一日同じ24時間だし、どんなに大金を積んでも時間を買い戻すことはできない。だから最終的にその1日24時間をいかに使うかで、出せる成果が変わってくる。私の友人を見てみても、成果を出している人は、ほぼ例外なく時間の使い方が上手。また、逆に本人が頑張っているつもりでも、なかなか成果が出せない人は、時間の使い方が目を覆いたくなるほど下手である。

では、時間をどのように使えばいいのか?

どうすれば時間の使い方が上手くなり、どうすれば下手になるのか?そのあたりの境界なりキーになるのが、「いかに時間を濃く使うか」だと思う。一日24時間の絶対量は変わらないので、その密度を濃くすることによって、同じ時間でできることを増やすのである。問題は、時間を濃く使える人と使えない人の差は、指数関数的に広がっていくということ。

早く時間を濃く使うスキルを身につけないと、ライバルとの差がどんどん広がっていく訳である。特に今は欲しい情報を得ようとしたら大抵の情報を手に入れることができる世の中である。すると、必然的にたくさんのチャンスが世の中にあふれていることになる。なので、ちょっとぼやぼやしてたら、ついこの間まで背中が見えていたライバルが、いつの間にか影も形も見えないくらい遠くに行ってしまう。なんてことになりうる。

だから、例えば今から憧れの人に追いつきたい!

なんて考えている人は、その憧れの人よりも濃い時間をたくさん過ごす必要があるのだ。時間を濃く使うというのは、それくらい大切だし、シビアだし、結果に直結すること。

では、時間を濃く使うにはどうすればいいか?

私が思うに、時間を濃く使うためには、大きく2つのポイントがある。

一つ目のポイント「時間を大切にすること」

これは当たり前といえるかもしれないが。時間の使い方が下手な人は、まずそもそも時間をあまり大切にしていない気がしている。しかも、たいていの場合知らず知らずの内に、だ。知らず知らずの内に自分で自分の時間の密度を薄めているのである。

だから「時間の使い方が下手だなぁ」って、なんとなく自分で思ってる人は、人生を時間で表したり、今までやり遂げてきたことを書き出したり、ついでにタイムマネジメントの本を読んだり、なんたら手帳を買う前に、まず自分の時間の価値をもっともっとよく知るべきだ。私ももっともっと自分の時間の価値を知り、大切にしていきたいと思う。それは自分自身のために。そして私を応援してくれる人、私に期待してくれてる人のために。

二つ目のポイント「レバレッジ」を上手に使うこと」

レバレッジとは何か?をウィキペディアで調べてみると、、、レバレッジとは、経済活動において、他人資本を使うことで、自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。原義は「てこ(レバー、lever)の使用」。レバレッジ効果、レバレッジ率などとも。ギアリングと呼ぶこともあるが趣旨は同じである。(Wikipediaより引用)

具体的には、次の5つの観点で覚えておくと、レバレッジを実際にビジネスで使いやすくて良い。その5つとは「OPM・OPT・OPW・OPI・OPE」である。

解説すると、、、

  • OPMは「Other People’s Money」訳すと他人のお金のこと。これは先ほどご紹介したウィキペディアでのレバレッジの説明とほぼ同義である。小学館デジタル大辞泉によると、投資用に集めた他人の金。投機家などの間でいわれる言葉。それを投資して儲かればよし、損をしても自分のふところは痛まない、という資金。
  • OPTは「Other People’s Time」訳すと他人の時間のこと。自分の時間は 24時間が最大だが、他人の時間を借りることができれば、 その時間は無限大に拡大していく。たとえば家事代行などを頼み、家事をする時間を浮かせることによって、その時間をより自分の得意なことに使い、成果につなげる。
  • OPWは「Other People’s Work」訳すと他人の仕事のこと。自分ではできないことを専門的な人に任せることで、穴のない最強のチームを作ること。『小資本低リスクで年商1億円ビジネスを作り出す10ステップ』の2ステップ:仲間を集めると書いたが、まさにこれがそのことである。
  • OPIは「Other People’s Ideas」訳すと他人のアイデアのこと。Windowsの元となったOSであるMS-DOSを開発したのは、マイクロソフトのビル・ゲイツではない。ビル・ゲイツは他人のアイデアを買取り、世界一のビジネスを作り上げたのである。
  • OPEは「Other People’s Experience」訳すと他人の経験のこと。経験は力である。自分がこれからやることの経験を既に持っている人の力を借りることで、あたかもその経験を持っているかのような成果を得ることができる。人生で成し遂げることが大きければ大きいほど、仲間というものが必要になってくるのである。

日本最大の企業 トヨタ自動車の時間管理

私も13年間勤めていたトヨタ自動車は、高い品質にこだわり、絶え間ない改善により効率的な生産を求めつづけることで、徹底的な「ムダ時間の排除」で原価低減を行っている。とにかく徹底したムダの排除を行っているのがトヨタ自動車で、最終的な目標は、一切の無駄がない”在庫ゼロ”への挑戦である。そのシステムとして代表的なものが、生産ラインのムダを徹底的に排除するために確立されたトヨタ生産方式(TPS)である。そのトヨタ生産方式には「ジャスト・イン・タイム(JIT)」と「自働化」といわれるもの二本柱がある。

  • 【ジャスト・イン・タイム(JIT)】:変化に対応し、経営効率を高めるために、必要なものを必要なときに必要な量だけ生産したり運搬したりする仕組みや考え方をいう。
  • 【自働化】:機械設備の異常や品質の異常や作業遅れなど、何らかの異常が生じたら、機械設備が自ら異常を検知し、自動停止するようにしたり、作業者自身が停止スイッチを押してラインを止められるようにすること。

すこし話は脱線するが、トヨタで働いているときは、それが当たり前の環境だったので、何も不思議に思わなかったが、独立してトヨタを外側から見ると、このトヨタ生産方式は、とてつもないシステムであると実感させられた。トヨタグループ36万人が、年間3000億円の原価低減を目標に、サプライヤーへの製造原価低減要請、車体重量の軽量化による材料費の低減、生産性向上による原価低減を徹底的に行なっているのだ。企業規模が大きいので原価低減金額も当然大きくなるが、豊田章男社長を筆頭にした経営陣の会社をまとめ上げる求心力がもの凄い。

時間管理の最後に

最後に、成果を3倍にするために、上記5つの「OPM・OPT・OPW・OPI・OPE」のレバレッジをフルに活かしてほしい。そのために絶対忘れてはいけないことがある。これを忘れた瞬間アウト、レバレッジが効かないどころか、まわりから人が離れていく。5つのレバレッジをフル活用する最大のポイント。それが「すべての相手とWin-Winを築くこと」である。必ず相手に喜んでもらえる状態を作ることである。

人のお金や時間や仕事や経験やアイデアを使わせてもらう代わりに、自分は相手に何を提供できるのか?常にこれを念頭に置いておこう。すると、レバレッジが効き、自分の得意なことに集中することができ、さらに得意分野が磨かれていくのだ。相手を喜ばせる。これが成功法則である。

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