こんにちは。「見せれば売れる会社事典」の(株)Happy Make Project 山下裕司です。
実はわたくし、『私の人生を変えた一本のワイン』というブログの編集長をやっております。このブログは、人生観が変わるほどの衝撃的なオールドヴィンテージワインに出会い、そのワインがきっかけで人生を変えた人たちの体験談をインタビューしてご紹介しています。
そんなオールドヴィンテージワインを愛する私が、2/24(月)に、都内で行われるEXPLORERS CLUBが主催する「ウルトラワイン会2020」に参加します。今回のワイン会のテーマは、『DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)』。
世界最高のワインであり、世界一高価なワインとしても知られ「宝石」とも表現される「ロマネコンティ(Romanée-conti)」ワインに詳しくなくても、名前は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
- 『DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)』ワイン会2020
- 極上のラインナップ
- DRCって何?
- ①:DOM PERIGNON 1952 Champagne(ドン ペリニョン)
- ②:MEURSAULT COMTES LAFON Les Perrières 1970(ムルソー・コント・ラフォン・レ・ペリエール)
- ③:DRC Romanée Conti 1969(ロマネ・コンティ)
- ④:DRC Richebourg 1959(リシュブール)
- ⑤:DRC La Tache 1972(ラ・ターシュ)
- ⑥:DRC Grands Echezeaux 1972(グラン・エシェゾー)
- ⑦:DRC Echezeaux 1967(エシェゾー)
- ⑧:DRC Romanée Saint Vivant 1976(ロマネ・サン・ヴィヴァン)
- 最後に
- 極上のラインナップ
『DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)』ワイン会2020
極上のラインナップ
- DOM PERIGNON 1952 Champagne(ドン・ペリニヨン)
- MEURSAULT COMTES LAFON Les Perrières 1970(ムルソー・コント・ラフォン・レ・ペリエール)
- DRC Romanée Conti 1969(ロマネ・コンティ)
- DRC Richebourg 1959(リシュブール)
- DRC La Tache 1972(ラ・ターシュ)
- DRC Grands Echezeaux 1972(グラン・エシェゾー)
- DRC Echezeaux 1967(エシェゾー)
- DRC Romanée Saint Vivant 1976(ロマネ・サン・ヴィヴァン)
DRCって何?
DRCとは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(Domaine de la Romanée-Conti; DRC)の頭文字を取ったもので、フランス・ブルゴーニュ地域圏ヴォーヌ・ロマネ村にある、赤、白ワインを製造しているワイン醸造所。
このロマネ コンティ畑の歴史はローマ時代まで遡り、ローマ人が統治とブドウ栽培への感謝からこの村の極上の畑に「ロマネ」という名を送りました。ローマ時代から2000年に渡りこの畑ではブドウ栽培が行われています。ボルドーと違い、ブルゴーニュには大きなシャトーはありません。
これは18世紀のフランス革命にまで時代をさかのぼりますが、特権を奪われた貴族たちはブドウ畑までも奪われてしまいます。ボルドーでは貴族たちが買い戻し広大なブドウ畑でワイン作りを始めたためシャトーが作られましたが、ブルゴーニュでは教会や修道院が所有していた畑を細分化して農民たちに小さく区分けして与えられたため、大きな醸造所は必要なかったのです。
ですので、ブルゴーニュには、オルドーのような生産者による格付けも行われません。グラン・クリュ(特級畑)、プルミエ・クリュ(1級畑)、コミュナル(村名)、レジョナル(地方名)という4つの畑に格付けがあるだけです。
今回のウルトラワイン会は、EXPLORERS CLUB のメンバー限定企画で、ファウンダーのKATO氏が、モナコ公国のオテル・ド・パリ(Hotel De Paris Monte Carlo)内の地下に保有されているワインセラーから状態が良いものを選んで日本に持ってきて頂けます。
①:DOM PERIGNON 1952 Champagne(ドン ペリニョン)
日本で最も有名な高級シャンパーニュの一つであるシャンパーニュの名門、モエ・シャンドン社のトップ・キュヴェ「DOM PERIGNON 1952 Champagne」。2017年3月に開催された『至高のボルドー格付けオールドヴィンテージワイン会』で、DOM PERIGNON 1970を飲みました。この47年もののドン ペリニョンは、きめ細かく力強い泡、ほんのりとバターのような香ばしい香り。細やかな粒子の一つ一つが身体の細胞へ染み込んでいく感じでした。
今回は、68年もののドン ペリニョンです。1952年のシャンパーニュは「Very Great Year」と記されるほどのドン ペリニョンの力強い「シュワシュワ」感は、限りなく少ないかもしれませんが、舌の上を転がる泡の軌跡を感じてきます。DOM PERIGNON 1952で乾杯でスタートするワイン会。ステキ過ぎませんか!
②:MEURSAULT COMTES LAFON Les Perrières 1970(ムルソー・コント・ラフォン・レ・ペリエール)
ロマネコンティと同じくブルゴーニュ地方にあるムルソーの、、、なんと白ワイン!あのドメーヌ・コント・ラフォンで作られた白ワインです。50年ものの白ワインなんて!なかなか白のオールドヴィンテージワインを飲めるなんてことありません。それだけの熟成に耐えられる素晴らしい葡萄じゃないと。普通10年も熟成させないですよね。どんな香りなのか?どんな味なのか?もう全く想像もつきません。
③:DRC Romanée Conti 1969(ロマネ・コンティ)
そして、赤の一本目にくるのが「死ぬまでには一回は飲みたい!」と思わせる。でも、飲める機会はなかなか無い。それが世界最高のワインであり、世界一高価なワインとしても知られ「宝石」とも表現される「ロマネコンティ(Romanée-conti)」です。ワインに詳しくなくても、名前は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかも、DRC Romanée Conti 1969!!
1969年といえば、1960年代でも最高の評価を受ける五つ星のグレイトヴィンテージ。いくらの値段がついても不思議じゃないです。しかもロマネ・コンティで購入したもの。最高のヴィンテージの51年目です。僕もまだロマネ・コンティは飲んだことがありません。が、「私の人生を変えた一本のワイン」でロマネ・コンティ2010を飲んだ経営者の方のインタビューを掲載していますので、ぜひ『私の人生を変えた一本のワインNo.27:ロマネ・コンティ2010』を読んでみてください。
④:DRC Richebourg 1959(リシュブール)
この1959年のブルゴーニュも当たり年と言われているほど、素晴らしい年です。EXPLORERS CLUB のファウンダーであるKATO氏は、以前この「DRC Richebourg 1959」を飲んで、このように表現されました。「2mmぐらいの真球体のルビーを十数粒まとめて口に含んだような「味が赤い」とわかるような輝きを口の中で放つ」と。100の花の香りを集めてきたような華やかさのあるワインといわれるます。
⑤:DRC La Tache 1972(ラ・ターシュ)
そして、ヴィンテージによってはロマネコンティを上回ると評されるラ・ターシュです。ロマネ・コンティの腕白な弟と称されるほどのワインで、ヴォーヌ・ロマネ村にあるグラン・クリュの一つで、ロマネ・コンティに次ぐ取引価格のワインと言われています。48年もののラ・ターシュは愉しみです。
⑥:DRC Grands Echezeaux 1972(グラン・エシェゾー)
「深い森を散策する夢見がちな貴族」という形容されることも。EXPLORERS CLUB のファウンダーであるKATO氏が、以前、雑誌「プレジデント」の2013年7月15号 で、スーツ姿のまま裸足でぶどう畑から出てきて、泥のついた足の裏を見せているあの写真は、このグラン・エシェゾーの前で撮影したものです。ラ・ターシュと同い年の48年もののグラン・エシェゾー愉しみです。
⑦:DRC Echezeaux 1967(エシェゾー)
そんなグラン・エシェゾーの北側に位置するのが「エシェゾー」です。「グラン エシェゾーの弟」と表現され、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の中では少し軽いワインというイメージがあります。エシェゾーは、標高300m近い丘の上から谷間にかけての斜面に位置する畑です。繊細な口当たりとベリーに似た華やかな香りと言われる、はじめてのエシェゾー愉しみです。しかも、53年ものの長期熟成のエシェゾー!
⑧:DRC Romanée Saint Vivant 1976(ロマネ・サン・ヴィヴァン)
DRCの最後を飾るのがロマネ・サン・ヴィヴァン。44年もののヴィンテージで、まさに飲み頃。このロマネ・サン・ヴィヴァンは、ロマネ・コンティとリシュブールの畑の南側に位置し、傾斜の下側で土の層が深いことから、重くて渋いワインは苦手という人に好まれるワインです。デリケートで官能的、ストレートで複雑と言われるロマネ・サン・ヴィヴァンで最後をしめるというのが愉しみです。
最後に
前回参加したワイン会は、2017年3月に開催された『至高のボルドー格付けオールドヴィンテージワイン会』でした。その時のワイン会のラインナップは、、、
- 1970 DOM PERIGNON(ドン・ペリニヨン)
- 2007 Chateau LYNCH BAGES(シャトー・ランシュ・バージュ)
- 1997 Chateau PALMER(シャトー・パルメ)
- 1987 Chateau LYNCH BAGES Magnum(シャトー・ランシュ・バージュ・マグナム)
- 1977 Chateau LATOUR(シャトー・ラトゥール)
- 1937 Chateau RAUSAN SEGLA(シャトー・ローザン・セグラ)
- 1967 Chateau CALON SEGUR Magnum(シャトー・カロン・セギュール・マグナム)
前回はボルドー五大シャトー。今回はブルゴーニュ。世界最高峰の『DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)』ワイン会です。期待で胸が高まります。前回のブログでも書きましたが、今回のロマネ・コンティワイン会は、評価するのではなく、ワインの味すら整えてあげられる、ロマネ・コンティにふさわしい男として参加してきます。
これを逃すと一生飲めないだろうラインナップ。今回、これだけのワインを準備してくださった EXPLORERS CLUBのファウンダーであるKATO氏が、ロマネ・コンティをこのように表現されていました。
『ロマネコンティの2010年を口に含んだ瞬間、ダイヤモンドの粒が流れ込むような感覚で一瞬にして身体が支配されたことがあります、、、』と。
世界最高の壮絶なワインたちを、ステキなストーリーと共に、しっかりと身体の中に染み渡らせてまいります。また、ご報告します。参加報告は、こちら『DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)ウルトラワイン会を終えて』を参照ください。
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