こんにちは。「見せれば売れる会社事典」の(株)Happy Make Project 山下裕司です。
今日は、集客できないと悩んでいる方に向けて。先日のコンサルティングの中で、クライアントさまである機械加工メーカーを長年やっている製造工場の社長さんより、以下のような質問を受けました。
【質問】:マーケティングとは無縁の業界だと思っていましたが、競合が多く、経営不振に…。技術には確かな自信があったので、新規取引数を増やすためHPでの集客強化で、SEO対策での上位表示をしたいと考えましたが、全くSEOの知識が無く、本などで勉強しましたが効果が出ません。どのようにすればアクセスアップできますか?
という質問をいただきましたので、今回は『SEO対策!質の高いアクセスを集める6つの記事作成方法』という内容でお伝えします。
【答え】:SEO対策でアクセスアップなら「顧客が知りたい記事を書く」ようにしましょう。既存客にヒアリングすることで、必ずニーズがあるキーワードを得ることができます。その上で、googleアナリティクスで、長く記事を読まれているキーワードを選定します。このような手順で記事を作ると「しっかりと読み込まれるコンテンツで、購入に繋がる」記事を作ることができます。
目次
SEO対策で質の高いアクセスを集めるには?
6つのコンテンツ記事作成方法
ブログ集客で売上を伸ばすには、ブログの訪問者(アクセス)を増やします。
- 「それは分かってる。でも、その具体的なやり方が分からない。」
- 「アクセスは欲しい。だけど無駄なアクセスは要らない。」
- 「しっかりと読まれる記事を書きたいんだけど。」
- 「どうすれば購入に繋がるアクセスを獲得できるの?」
と悩んでいる経営者が多いです。しかし、いくらコンサルティングで記事の書き方を伝えても、売上や集客は改善しませんでした。なぜ、売上・集客は伸びなかったのか?
この支援が必要なクライアントにとって、本当に必要なことは、記事の書き方ではなく「記事を作るまでの準備」が必要だったのです。つまり、「この記事を見たお客さんに、どういう行動をとって欲しいのか?そのために何を準備するべきなのか?」という記事を書くための準備が全くできていませんでした。
そこで今回は、記事の書き方ではなく「記事を作るまでの手順」を見えるようにしていきましょう。※質の高いとは、売上や集客に繋がりやすいという意味。
あなたがすぐに実戦で使えるように、整体院「大須快福堂」さまのご協力により具体事例をもとに解説していきます。ご協力頂いた、整体院「大須快福堂」は、このような整体院です。
では、解説します。
SEO対策でアクセスを集める6つの記事作成方法
準備①:既存客の調査
まず、一番にやるべきことは、どんなニーズ・悩みがあるか?ということです。ニーズや悩みがないと、お客さんはあなたを必要としてはくれません。お客さんを助けるためには、価値を提供するには、ニーズや悩みを持っている人を集める必要があります。
では、どのお客さんが来てくれれば、一番売上・利益が効率よく伸びるのか?これを調べるために、既存客の中でも、高額商品やリピートの多いお客さんを調べていきます。
●整体院の場合、、、「側湾症」という症状の10~20代の女性が、一番リピート施術回数も多く、売上に貢献していました。しかも、この先生が得意な施術も「側湾症」ですので、取り組むにはピッタリの症状です。注意点として、自分が商品サービスとして提供できないものは、集客してはいけません。クレームになってしまいますので、注意してください。
準備②:ブログ全体で、どのページが見られているか?
ここで行うことは、過去3ヶ月のアクセスを確認し「側湾症の記事は、どの程度見られているのか?(ニーズがあるのか?)」ということを調べます。
下図は、大須快福堂の2015年5月〜8月の3ヶ月間のgoogleアナリティクスのデータです。
このデータでは、全体の6番目に見られていることが分かります。
※googleアナリティクスの操作(行動→サイトコンテンツ→すべてのページ)
側湾症ページのデータをピックアップしてみましょう。
googleアナリティクスの項目 |
データ |
|
① | ページビュー | ー |
② | ページ別訪問数 | ー |
③ | 平均ページ滞在時間 | 2分34秒 |
④ | 閲覧開始数 | ー |
⑤ | 直帰率 | 80.16% |
⑥ | 離脱率 | 72.34% |
データを見ると、側湾症のページはブログの中では「多くの人に、長く」見られている(=ニーズがある)ということが分かります。
準備③:側湾症ページを見る人は、何を求めているのか?
ここでは、側湾症ページにきた人が、何を求めているか?検索キーワードから探っていきます。※2013年9月よりGoogleが個人情報の規制強化のために検索結果をSSL通信(暗号化)に切り替えました。
googleアナリティクスで調べても、検索キーワードが”not provided”と表示され結果を見せないようしています。検索キーワードの見方は、右図を参照。
※googleアナリティクスの操作(側湾症ページ選択→セカンダリディメンション→広告→キーワード)
下図の赤い四角が、検索キーワードになります。※not providedは、検索キーワードをgoogleは知ってるけど教えられない。※not setは、検索キーワードが調べても分からなかった。ということになります。
●「検索キーワード」は、3つに分けられる(数は少ないが、大いに参考になる)
①「どこか近くで改善できるところはないか探しているキーワード」 |
|
②「この症状を治せるところはないか探しているキーワード」 |
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③「自分で改善できる情報を探しているキーワード」 |
|
準備④:抽出したキーワードから記事ネタ別に振り分ける
先ほどの検索キーワードをまとめて、記事ネタ別に振り分けます。
- 記事1:側湾症からくる腰痛・側湾症 腰痛・側湾症 20代 腰痛
- 記事2:14歳 背骨 側弯症
- 記事3:側弯首のゆがみ・首のヘルニア 顔の歪み
- 記事4:骨盤を立てると側弯症が治る
- 記事5:側湾症 腰 くびれ
- 記事6:横寝 側弯症
×排除:機能性側湾症 改善→これは整体では治せないので
×排除:80歳背中が斜めに曲がる→これは整体では治せないので
準備⑤:何を書くか?記事の構成を作る
▶︎「誰に対して書くか?」
名古屋在住の側湾症を治せる治療院を探している人(10~20代の女性)
▶︎「何を書くか?(内容)」
例:記事1:側湾症からくる腰痛・側湾症 腰痛・側湾症 20代 腰痛
「側湾症 腰痛」で検索してきた人が知りたいことは、、、?
「治せる治療院を探している or 治し方を探している」
【内容】
- 当院に来られるお客さんの特徴(どんな人・痛みの部位や度合い・生活習慣・今までどうやって解決しようとしてきたか)
- 側弯症からくる腰痛って何?
- 考えられる原因は何か?
- その根拠は?
- どのようにして改善へ導いたのか?(整体院と家庭での取り組み)
- この事例から学べるあなたの取り組み
▶︎「USPは?(他とは違う切り口で書く)」
大須快福堂では、他ではないUSPとして、ただの整体ではなく、ヨガ歴20年の整体師が体操と整体を組み合わせた痛みを再発させない「立腰体操と脱力整体」を提供している。一般的な話ではなく、この視点から記事を書いていく。USPの作り方は『売り込まなくても自然と売れる!独自の強みを手に入れるUSP作成法』を参考にしてください。
※USPは個別相談で練り上げたもので、HPに掲載した途端、予約が先月度の2倍以上になった。
●参考:渡辺さんの個別相談の感想『選ばれる理由(USP)を見つける3つの視点』
準備⑥:記事タイトルを決め、記事を書く
▶︎「タイトル決め」
お客さんが「どのようなタイトルだと見たくなるか?」を考えていきます。既存客の10~20代の女性が、どんなタイトルだと見たくなるか?を顔をイメージしながら。
▶︎「記事内容」
お客さんが「どのような記事内容だと信頼を構築できるか?」を考えて作っていきます。記事の内容については、独自の切り口で書くために、USPの視点に立って書いていきましょう。以下の内容をベースに書くと、まず失敗はありません。
- 当院に来られるお客さんの特徴(どんな人・痛みの部位や度合い・生活習慣・今までどうやって解決しようとしてきたか)
- 側弯症からくる腰痛って何?
- 考えられる原因は何か?
- その根拠は?
- どのようにして改善へ導いたのか?(整体院と家庭での取り組み)
- この事例から学べるあなたの取り組み
まとめ
今回の話は、SEO対策のためにアクセスアップを行いたいなら、「自分の書きたい記事を書くのではなく、お客さんが知りたい記事を書こう!」ということです。顧客が求める記事内容でないと、まず読んでもらえませんよね?役に立つ記事だから、人気が出て、必要とされます。
既存客にヒアリングすることで、必ずニーズがあるキーワードを得ることができます。その上で、googleアナリティクスで、長く記事を読まれているキーワードを選定します。このような手順で記事を作ると「しっかりと読み込まれるコンテンツで、購入に繋がる」そんなコンテンツ記事を作ることができるでしょう。
PS:「見せれば売れる会社事典」のお客さまの声
ビジネスは簡単でシンプルです。この名古屋でエステティックサロンのスクールを経営されている春藤さんの成果を見てください。「会社事典」のコンサルティング開始して、わずか一ヶ月で生徒さんが2倍に増えました。
webサイトやブログは、あなたの商品を売り込むツールではありません。お客さんへのラブレターです。あなたがお客さんの人生を変える商品を持っているならば、あなたはお客さんにそれを伝えなければなりません。最高のラブレターを書きましょう。
あなたがお客さんの人生を変える商品を持っているならば、あなたはお客さんにそれを伝えなければなりません。最高のラブレターを書きましょう。
詳細は、弊社クライアントさまの体験談『お客さま体験談(エステティックサロンスクール)』をご覧ください。
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