ご訪問ありがとうございます。「見える化集客」を運営する山下です。
「見える化集客」とは、製品やサービスの質の高さを証明するために企画〜製造〜販売までの製造プロセスにおける品質管理を可視化して、顧客の「信用・信頼」の獲得することで、新規顧客の獲得を目的としています。
今回の企画は、クライアントである大阪府守口市にある製造業の町工場(生産財)が『6ヶ月で売上4000万円以上アップ』した27回の改善事例をご紹介するものです。これは、「製造業のブログ集客の教科書」として、あなたの集客のお役に立つことが目的です。売上4000万円アップという、結果が出るまでの27回のコンサルティング内容を「27の手順」として、全て公開していますので、ぜひ活用してください。
目次
【製造業】ブログで新規受注を獲得する27の手順【手順12】
この企画は、、、
機械製造業(生産財)のクライアントが”6ヶ月で売上4000万円以上の受注を獲得したブログ”の改善ポイントを解説します。いわば「製造業(生産財)のブログ集客の教科書」のようなものです。
全27回を通じて、顧客からあなたの製品やサービスの見えない部分を見えるように改善して、新規受注獲得に繋げていく過程をご紹介します。さまざまな改善事例が、あなたの力となることでしょう。
【今回の主人公】(部品供給装置製造業:株式会社シマテック島原さん)
【第12回目の個別相談の解説】
▶︎【主人公:株式会社シマテックのご紹介】 |
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▶︎【ホームページからの集客状況】 |
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「相談前」:ホームページからの新規お客さまの受注は、月0件。
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▶︎【見える化集客:個別相談のコース内容】 |
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回数無制限の個別相談(期間:1年間) |
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▶︎【個別相談:1年後の目標】 |
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ホームページから5件/月の受注獲得(ブログ集客から) 1年後の結果は、こちらの『売上が前年比1.7倍の伸び(4200万円アップ)』をご覧ください。
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【新規受注獲得のための改善タイムスケジュール】
第12回目の個別相談の内容
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【第12回目の個別相談の内容】 |
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今回の個別相談は「③:独自の商品コンセプト作成(何を提供するのか?)」を行います。前回の第10回個別相談で『製品製造における自社価値の見える化で信頼度アップ』にて、製品に対する5つのこだわりを言語化することができました。
『長期間、安心して使えるパーツフィーダーを作るための”5つこだわり”』 |
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今回は、その中の「こだわり②:振動や材質の劣化に強いパーツフィーダー」が、なぜこだわりなのか?を見える化していきます。
製造のこだわり②:
「振動や材質の劣化に強いパーツフィーダー」
▶︎『剛性強度不足によるたわみ・溶接割れ対策』
剛性・たわみ対策:ボール裏側補強 |
強度・溶接割れ対策 |
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▶︎『耐摩耗性や引張強さ、疲労強度の向上』
焼入れ施工パーツフィーダ |
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10年後もキレイに使え続けるパーツフィーダーを作る理由
創業45年、製作・納入実績は2000社以上に
当社は、大阪府守口市で「島原鉄工所」として生まれ創業45年が経ちました。
今までに、取引させて頂いた企業さまは2000社を超え、業種も「日本の中央省庁」や1部上場の自動車会社・製薬会社・自動車部品・プラスチック成型・工業用ゴム・ねじ(ボルト)など、業種も用途もワーク形状も様々です。
故障したパーツフィーダーを現地現物で200社以上、診断・修理した経験
さらには、当社独自のサービスとして「パーツフィーダー無料診断」という故障した機械を無料で診断するサービスがあります。これは、他社からの購入でも関係なく、今までに200社以上の企業さまの製造工場に伺い、故障があったパーツフィーダーの診断・修理をさせて頂いていてます。
故障事例①【強度不足によるボール部分のたわみ】 |
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ボール裏側:リブ補強なしNo.1 |
ボール裏側:リブ補強なしNo.2 |
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故障事例②【直進フィーダ:振動しているがワークが進まない】 |
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『原因』:直進フィーダーの緩み |
『原因』:油付きのワークに向かないシート 油が付くとワークが進まない |
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故障事例③ |
『原因』:重量物や油付のワークでウレタン |
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200社以上の故障したパーツフィーダーを修理して分かったこと
「10年後を見据えた製品作りができていない」
生産効率アップに取り組む製造工場は、、、
製品量産するため会社規模が大きく、会社全体で「生産効率アップ」に取り組んでいます。
つまり、そのような規模の大きな会社は生産効率アップのため「TPM」に取り組んでいました。
TPM(Total Productive Maintenance)とは
生産効率を極限まで高めるための活動(基本は設備を対象とした改善活動)
①「儲ける企業体質作り」
経済性の追求・災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロを目指す
②「予防保全」
不具合の未然防止のために、安全あるいは安定した状態に保つこと
設備の効率化を阻害する7大ロス |
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内容 |
定義 |
単位 |
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① |
故障ロス | 機能の停止・低下 | 時間 |
② |
段取り・調整ロス | 調整の試行錯誤の繰り返し | 時間 |
③ |
刃具ロス | 刃具の定期交換など | 時間 |
④ |
立ち上がりロス | 休止後のスタートアップから品質安定までのロス | 時間 |
⑤ |
チョコ停ロス | 一時的な設備停止のロス | 時間 |
⑥ |
速度低下ロス | 設備のスピードが遅く発生するロス | スピード |
⑦ |
不良・手直しロス | 不良品を手直しして良品とする際のロス | 時間・金額 |
その後、シマテックが取り組んだこと
「生産効率アップ」のために導入するパーツフィーダーが、チョコ停や供給トラブルなど起こして、生産効率を下げてはならない。クライアントの足を引っ張ってはならない。
第4回の個別相談『どの会社に販売するか?顧客選定の違いで1300万円の損失を生む』で、ご紹介した以下の6つの代表的な顧客の悩みを作らない。ということに取り組みました。
A:購入時のトラブル |
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トラブル内容 |
考えられる原因 |
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① |
直進フィーダーの進みが悪かった | 自動機メーカーさまの設計変更による影響 (シュート部分の長さ変更、先端にエスケープ装置を取付など) |
② |
ボウル内でワークが上がってこない |
油などの付着液の有無の確認不足 |
③ |
満タンにストックすると詰まって供給不足になる |
制作時のワークサンプルの数不足 (ストック満タン状態のテストができてない) |
B:購入後、数年経ってからのトラブル |
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トラブル内容 |
考えられる原因 |
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④ |
チョコ停の増加 |
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⑤ |
正規のワーク姿勢と異なる供給姿勢のバラツキ |
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⑥ |
供給能力の低下(供給が遅い) |
『B:購入後、数年経ってからのトラブル』の考えられる原因には、以下の4つも含まれます。
- ボルトの緩みなどの変動で共振周波数の変動
- バネ折れ
- 強度不足によるたわみ
- 溶接強度不足
お客さまの生産効率アップのために「10年後もキレイに使えるパーツフィーダー」をこだわりとして製品つくりを行ってきました。
▶︎第12回目の個別相談を終えての解説(山下)
「山下さんにアドバイスを頂いて、トヨタ自動車や一部上場の大手企業などの生産効率向上のための活動に驚くことがたくさんありました。今後もお客さまの生産効率向上のために頑張り続けます!」島原さんからの感想です。
今回のコンサルティング(個別相談)では、私が13年間勤めたトヨタ自動車で生産効率向上活動の経験をお話しすることで、大手の企業が欲しい設備の姿がはっきりと理解されたと思います。
私はトヨタ自動車で、品質向上による生産効率向上・原価低減を行ってきましたので「設計〜生産技術〜製造」という流れの中で、高品質の製品を作り込む設備の品質向上からの側面でお伝えさせて頂きました。
今回のコンサルティング(個別相談)のように、自社の強みとお客さまのニーズを知ることで、より競争力の高い製品作りやマーケティングが可能になります。
【参考:コンサルティング後の変化(1年後)】
↑中心のボタンを押すと再生(11分08秒)↑ ※詳細はこちら『お客さま体験談(パーツフィーダ自動供給装置)』をご覧ください。 |
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