問題解決手法「対策立案」とは?

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本日は『問題解決手法「対策立案」』をお伝えいたします。

対策立案とは?

対策立案とは、、、問題解決の「対策案の洗い出しと検討・評価」を行い、具体的な実行を行なう計画の立案のこと。

対策立案

対策立案の4ステップ

対策立案4ステップ

 要因解析のステップで、真の要因が明確になれば、次はどう対策するか?を考えることになります。

この対策立案のステップでは、以下の点が重要です。

 

ステップ1:対策を検討する前に注意する3つのこと

a.改善の目的、目標を再確認しブレないようにする

 問題解決の目的に沿った対策や、目標を達成する対策にするため、ブレないように確認しておきましょう。検討会が熱くなればなるほど、本来進むべき道と離れてしまう議論になってしまうことがあります。検討前に対策の目的を確認して臨みましょう。

b.過去に囚われず創造力を発揮し、様々な角度から考えよう

 今までのやり方・考え方にとらわれると、偏った対策になるケースが多くなります。 自由な発想でアイデアはいくつもあると考え、発想を大事に考えましょう。

※実際、改善アイデアは星の数ほどあります。

c.制約条件の中で考える前に、まず理想案を出そう

問題解決を行なう上で、様々な制約条件(人員、安全性、投資額、期間、技術力)を受けます。まずは、固定観念に囚われることなく、最も理想的な案を出しましょう。今までの考え方を継続することも重要ですが、アイデア出しの段階では制約条件を考えずに、下記のオズボーンのチェックリストなどを活用して、どんどん新しい案を出していきましょう。

 

ステップ2:対策案の洗い出しと検討

a.創造的、多角的に対策案を考える

 社内の知恵・技術・経験を総動員して、様々な角度から創造的、多角的に対策案を考えます。 この時、一つの案だけではなく、なるべく多くの対策案を考え検討しましょう。

b.対策案は、一つではなく2〜3案を準備しておく

 最初の対策案を実施し「狙い通りの結果が出なかった・・・。もうダメだ・・・」という姿勢では、何も解決できません。ですので、一つ目の案がダメでもいいように、2〜3案を準備しておき、粘り強く改善を続けて、意地でも結果に繋げるという姿勢が必要です。

c.色々な着眼点で考えてみる

  • 転用:他の用途で利用したらどうなるか?
  • 拡大:大きくしたらどうか?
  • 縮小:小さくしたらどうか?
  • 応用:他からアイデアを借りたらどうか?
  • 変更:変えてみたらどうか?
  • 代用:他のもので代用したらどうか?
  • 置換:入れ替えたらどうか?
  • 逆転:反対にしたらどうか?
  • 結合:結合したらどうか?

※「オズボーンの法則」はこちらの『製造業の社長ブログは、新規開拓に効果はあるのか?』を参照ください。

 

ステップ3:対策案を絞り込む4つの評価視点

 オズボーンの法則を活用し、さまざまな対策案が立案できたら、対策実施前に評価を行なうことが必要です。

1.この対策は目標達成できるのか?

 そもそも、この対策は目標達成できるのか?という視点を持つようにしましょう。その上で、一つ一つの対策がどの部分の問題解決をしているのか?目標に対しどれだけ寄与するか?これらを明確にし、対策すれば目標が100%達成できるかどうかを評価しましょう。

2.実現の可能性、経済性はどうか?

 どんなに改善効果が大きくても、実現できなければ意味がありません。改善の難易度(必要な技術・人員・時間・経験)、そして経済性(工数・費用)、安全性などの検討を行い、改善のために必要な投資額は? 得られる利益は?現実的で効率の良い対策を選択します。

3.その対策を行なうことで、新たな問題が出ることはないか?

 対策を行なうことで、新たな問題を起こしてしまっては、対策した意味がありません。
対策前に、自職場・後工程で問題は起きないか、色々な角度から検討しておく必要があります。

4.この対策は、再発防止まで考えて行われているか?

 再発防止まで考えられた対策案出ないと、問題が再発する可能性が高いです。それでは意味がありません。目先の対策に囚われず、その場しのぎの対策ではなく、再発防止までを考えた対策を行いましょう。

 

ステップ4:具体的な実行計画の立案

 誰もが迷わず明確に理解できるように、5W2H(いつ、どこで、誰が、何を、どのように、金額)に沿って、行動・方法・手順などを計画立案するようにしましょう。関係者や関係する部署と計画が実行できるように密に連絡を取り合い、意見調整・意思統一を行ないましょう。

  1. Why(目的・ねらい)・・・何のために
    なぜそれを行なうのか?今から行う仕事の意味や目的を明確に
  2. What(課題)・・・何をどの程度
    どのような課題があって、何をするのか?何の依頼なのか?を明確に
  3. Where(対象範囲)・・・どこを対象に
    どこで行なうか?どこを対象に行うか?を明確に
  4. How(実現手段)・・・どのようにして
    どうやって行なうか?どのような状態にするか?を明確に
  5. When(実現時期)・・・いつまでに
    仕事には期限があるので、期間や時間を明確に
  6. Who(実現体制)・・・だれが
    誰が行なうのか?誰と行なうのか?を明確に
  7. How much(必要費用)・・・いくらかかる
    金額はいくらでやってほしいのか?いくらかかるのか?を明確に

 

まとめ

対策立案とは、「問題解決の対策案の洗い出しと検討・評価を行い、具体的な実行を行なう計画の立案のこと」ことです。つまり「ありたい姿を実現するための具体的な実行計画」です。この計画を実行すればありたい姿を実現できるということです。

改善を行う際には、必ず制約条件(人員、安全性、投資額、期間、技術力)がありますが、まずは理想から立てて、様々なアイデアを出し合いましょう。そこから企業のイノベーション(技術革新)が始まります。

現実的な解決策に落ち着きますが、それまでのプロセスは自由です。社員一人ひとりの想像力を発揮できる環境が作れるようになると、すごい会社になりそうですね。

また、問題解決(QC手法)を活用したwebサイトの新規開拓で、売上4.1倍になった整体院の事例や、1300万円・2200万円の受注成功している製造業の事例など、成功事例もたくさんありますので『トヨタで学んだ問題解決(QC手法)を使ったwebサイトの新規開拓改善事例』を参照して活用ください。中には、1億2000万円の受注を獲得した事例もあります。

 

問題解決8つのステップ

問題解決ステップ

内容

問題解決の基礎

問題解決のための基礎となる考え方や全体像が理解できる。

①:問題の明確化

あるべき姿、ありたい姿と現状の差(問題)を明確にし、
どの問題を改善するのかを決定する。

②:現状把握

現状の調査・分析を行い、問題を層別・具体化する。
事実とデータで把握することがポイント。

③:目標設定

目標とする項目に基づいて具体的に目標を定める。

④:要因解析

特性に関する現状を調査し、要因を洗い出し、整理・解析する。
問題解決の重要なポイント、真因の検証を行う。

⑤:対策立案

対策案の洗い出しと検討評価を行う。

⑥:対策実施

計画に基づき着実に対策を実行し、進捗状況を定期的に確認する。

⑦:効果確認

現地現物で対策結果の確認し、目標値と比較確認する。

⑧:標準化と管理定着

元に戻らないよう標準化し、効果の拡大を図る。

 

▶︎【この記事を書いた人】
山下 裕司

トヨタ自動車で、製造技術を担当しQCやTQMを学ぶ。その後「中小製造業の新規顧客開拓する」webマーケティング会社を設立し独立。

40歳を超え、自分の得意や好きなことが、自分の人生を必要十分なほど豊かにしているわけではないことに気付き、プロトコール(国際教養)を人生に取り入れ始め、欧州や国内の舞踏会に参加。

全くの未経験から風が動力のディンギーヨットを始め、沖縄・クック海峡・カタリーナ海峡の横断達成。テナーサックスを始めBig BandメンバーとしてサントリーホールやHotel de Paris Monte-Carlo(モナコ公国)での公演を行う。

日々、チャレンジする姿を見た経営者から「うちの社員も主体的に動くようになってほしい!」という相談が増え、製造業企業の人材育成研修を行う。

最近では、欧州でデザイン賞を受賞する世界的に評価の高い日本の高級家具ブランドや、日産自動車のグループ企業(3000人規模)のような大企業から管理職研修などの相談も増えている。

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部下に「もっと主体的に動いて欲しい」とお悩みの経営者の方へ

もしあなたの部下が、、、

  • 積極的に課題へ取り組む気持ちが見えない。
  • 指示待ち状態になっている。
  • 自部署を発展させることが自分の仕事だと思えていない。
  • 社員それぞれに自己の強みを活かせるようになって欲しい。

「今まで色々と研修を試してみたけどダメだった、、、。」とお悩みでしたら、人材育成の研修や、研修プランなどお気軽にご相談ください。

普通の研修会社の社員さんが行う、よくある一般的な研修とは全く違います。

トヨタで学んだTQMの組織運営をベースに、40歳過ぎの初心者が「世界の海峡をディンギーヨットで横断する」”死”に直面する冒険や、欧州の舞踏会など、実体験を通して得た「組織の人間としてメンバーが主体的に動ける」ようになるための研修です。

※海でヨットに乗るような研修ではございませんのでご安心ください。

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