HMP

トヨタで製造技術を担当しQCやTQMを学ぶ。独立後は中小製造業の新規顧客獲得するwebマーケティング会社を設立。欧州や国内の舞踏会に参加。ディンギーヨットで沖縄・クック海峡・カタリーナ海峡の横断達成。Big Bandメンバー(テナーサックス)としてサントリーホールやHotel de Paris Monte-Carlo(モナコ公国)での公演を行う。最近では、欧州でデザイン賞を受賞する高級家具ブランド企業様や、大手自動車会社のグループ企業様などからの研修・コンサルティング相談も増えている。

    QC7つ道具

    統計的な考え方「QC7つ道具:パレート図」とは?

    今回は『統計的な考え方「QC7つ道具:パレート図」』についてお伝えいたします。 パレート図とは? 現場で発生する問題で、全く同じものというのはほとんどなく、日常的に発生している問題や、突発的に発生した問題など、多種多様です。 現場の管理監督者にとって、担当する業務のうち、品質不具合や設備故障・不具合などの改善すべき事柄の「どこに問題があるのか?」「どこに処置をとるべきか?」を判断することは最も重要な仕事です。 データを項目別に分類して、大きさの順序に並べるパレート図は、この判断を早く確実に下すための手段の ...

    QC7つ道具

    統計的な考え方「QC7つ道具:チェックシート」とは?

    本日は『統計的な考え方「QC7つ道具:チェックシート」』をお伝えいたします。 チェックシートとは?  チェックシートは、データの取得・整理を容易にし、また点検・確認項目がもれなく行えるように、あらかじめ設計された様式・フォーマット。 Wikipediaより引用 チェックシートは、不良数・欠点数などの数えるデータ(計数値)が、分類項目別の何処に集中しているかを見やすく表した図、または表であり、チェックシートは毎日の記録用紙にもなります。 また記録の終わった後はデータが何処に集中しているか一目ですぐ分かるので ...

    QC7つ道具

    統計的な考え方:QC手法とは?

    本日は『統計的な考え方:QC手法』をお伝えいたします。 品質管理(QC)とは何か? 品質管理(Quality Control)とは「顧客の要求品質を満たす製品作りのマネジメント活動」のこと。つまり、「顧客の要求を満たす製品やサービスを経済的に作り出すための手段の体系」ということです。 QC手法とは? 職場の仕事をうまく進めていくには、“データによって事実を正しく知る”ことが非常に大切です。たくさんのデータ、たくさんの意見をうまくまとめて、この中から正しい情報を引き出すために、QC手法が使われます。 また、 ...

    QC7つ道具

    品質管理の考え方「層別」とは?

    本日は『品質管理の考え方「層別」』をお伝えいたします。 層別とは? 『データを何らかの基準(尺度・視点)によって分類すること』 データの共通点や特徴に着目して分類することで、複雑な事柄を解きほぐし問題点を具体化していくことです。つまり「たくさんのものを、ある特徴によって、いくつかのグループに分けること」です。 この目的は、層別前の全体の品質の姿(バラツキ)と、層別後の小さなグループの品質の姿(バラツキ)とを比較することで、品質に影響する原因を掴んだりすることです。 層別が、なぜ必要なのか? データには必ず ...

    品質保証

    品質改善の考え方「未然防止」とは?

    本日は『品質改善の考え方「未然防止」』をお伝えいたします。 未然防止とは? 『一歩も二歩も先を読み、想定される問題に対してあらかじめ手を打つこと』  問題が発生して、あたふたと対策するのではなく、事前に問題を予測して発生しないように、予め、その原因に対策しておくという考え方です。 未然防止の必要性 未然防止とは、製品の品質トラブルや製造現場での事故などが発生する前、つまり”未然に防ぐための活動”を言います。 未然防止とは、言葉だけで見るとすごく単純そうに思えますが、見えてない問題を未然に対策する訳ですから ...

    品質保証

    品質改善の考え方「再発防止」とは?

    本日は『品質改善の考え方「再発防止」』をお伝えいたします。 再発防止とは? 『根本原因を見極め対策することにより問題を再発させないこと』  同じトラブルが二度と発生しないよう、問題の根本的な原因を究明し、その原因を取り除く改善や対策を行うことです。 つまり再発防止とは、問題が起きた時に、プロセスや仕事の仕組みにおける原因を調査して”取り除き”、もう二度と同じ原因で問題が起きないように対策するということです。 その再発防止には3段階あります。 【個別対策】問題を起こした製品・サービスのプロセスの個別原因に対 ...

    品質保証

    品質改善の考え方「重点指向」とは?

    重点指向とは? 『複数の問題から重要問題を選定し、優先的に取り組むこと』 考えられる限りある資源(人・モノ・金・時間など)を有効に使い、最大限の効果を得るために、様々ある問題の中から、重要問題を選定し、これに優先的に取り組むという考え方です。 つまり、結果に大きな影響を与えているもの、効果の大きい重点問題に着目することで、効率的な仕事の進め方をするという考え方です。この重点思考を実践するには、上位目標(会社や部署)とあなたの活動の因果関係を理解し、結果に大きな影響を与える原因の優先順位を決めることが重要と ...

    品質保証

    品質保証の考え方「後工程はお客様」とは?

    本日は『品質保証の考え方「後工程はお客様」』をお伝えいたします。 後工程はお客様とは? 『後工程に喜んでもらえるモノやサービスを提供すること』  ここでいう”後工程”とは、自分の仕事の結果が影響する工程のことです。つまり「後工程はお客様」とは、自分より後の人に喜んで受け取ってもらえるように仕事を進めることです。 なぜ、「後工程はお客様」という考え方は必要か? 顧客と直接接触のない部門では、顧客の声を直接聞く機会がないために、自分の都合を優先したプロダクトアウトの考えになりがちになります。 例えば、私は今ま ...

    品質保証

    品質保証の考え方「顧客指向」とは?

    顧客指向とは? 『お客様の真に要求するモノ・サービスを提供すること』 顧客の満足度を高めることによって利益を獲得するという考え方で、顧客ニーズを掴み、顧客が求めるモノ・サービスを提供していこうという考え方のことです。消費者指向やマーケットインなどとも言われます。提供側の保有技術や都合を優先するのではなく、顧客のことを第一に考えて活動を進めていくことです。 顧客指向の必要性 顧客指向とは、製品主導主義に対して、顧客に喜ばれる製品を作るために顧客のニーズを分析して、その要求に答えるような製品を市場に提供し、自 ...

    品質保証

    品質保証の考え方「品質第一」とは?

    本日は『品質保証の考え方「品質第一」』をお伝えいたします。 品質第一とは? 『品質優位により利益確保を目指すこと』 品質(Q)・コスト(C)・納期(D)のバランスをとった上で、品質(Q)を最優先とする考え方のことです。ここでいう「品質」とは製品やサービスの質だけでなく、仕事の質など、すべての質のことを意味します。 品質第一である必要性とは? そもそも、なぜ品質第一でなければならないのか?それは、品質問題はコストや納期の問題と違い、“とり返しのつかない大問題”となる可能性があるからです。 【 2つのとり返し ...

    品質管理

    品質管理の考え方「現地現物主義」とは?

    今回は『品質管理の考え方「現地現物主義」』についてお伝えいたします。 現地現物主義とは? 『現地に足を運び、現物を見ながら徹底的に考えること』 実際に現地に足を運び、現物をみて、触れることで、事実に即して物事を客観的にみようという姿勢です。机上や想像で考えるよりも、生産現場やサービス現場に何度も足を運び、物に触れ、顧客と接することで問題点を洗い出し、効率的に業務を進めることです。 現地現物主義の必要性 品質を改善するには、凡事徹底で当たり前のことをやり続けるということが重要です。トヨタ自動車が、品質管理の ...

    品質管理

    品質管理の考え方「源流管理」とは?

    本日は『品質管理の考え方「源流管理」』をお伝えいたします。 源流管理とは?  「源流管理」とは、「お客様に喜ばれる商品やサービスの品質を明らかにして、仕事の仕組みの源流、または担当業務の源流にさかのぼって、品質やサービスの機能や原因を掘り下げ、源流を管理していくこと」である。 日本財団図書館より引用 つまり「下流でなく、仕事のプロセスの上流で管理すること」をいいます。仕事の流れの上流にさかのぼって、顧客に喜ばれる商品やサービスの品質を明らかにし、その結果を生み出すプロセスを掘り下げ、管理していくという考え ...

    品質管理

    品質管理の考え方「標準化」とは?

    本日は『品質管理の考え方「標準化」』をお伝えいたします。 標準化とは?  実在又は潜在の問題に関し、与えられた状況の下で最大限の秩序を実現するため、共通かつ繰返し使用するための取決めを確立する活動。(ISO/IECガイド2) 自由に放置すれば多様化、複雑化、無秩序化する事柄を少数化、単純化、秩序化する行動。具体的には、様々な「もの」や「事柄」について、「品質・性能の確保」、「安全性の確保」、「互換性の確保」、「試験・評価方法の統一」等を目的に、一定の基準を定めること。 出典:日本工業標準調査会ウェブサイト ...

    品質管理

    品質管理の考え方「プロセスコントロール」とは?

    プロセスコントロールとは? 『結果でなく、仕事のプロセスを管理していくこと』 「良い結果は良いプロセスから」とも言われるように、良い結果を出すために、プロセス(モノごとが進む過程・仕組み)を管理することで、仕事の質を向上させる考え方です。 プロセス重視の必要性 良いプロセスが確立されていないと、良い結果を継続的に得ることは難しいと言われます。ビジネスをやっている以上、結果を求めるのは当たり前のことですが、このプロセス重視とは、結果のみを追うのではなく、結果を生み出すプロセスに着目し、これを管理し、向上させ ...

    品質管理

    品質管理の考え方「ファクトコントロール」とは?

    ファクトコントロールとは? 『事実に基づいて、できるだけデータでものをいうこと』  経験・勘・度胸(KKD)に頼って仕事を進めるのではなく、可能な限りデータなどの客観的事実に基づいて仕事を進めることをいいます。ファクトコントロールとは、データでものをいうことであり、主観的判断を客観化することです。 ファクトコントロールの必要性 ファクトとは事実。つまり、ファクトコントロールとは、事実に基づいて仕事を進めるコトです。 KKD(経験・勘・度胸)だけに頼った仕事は、大きなリスクを伴います。もちろん、ビジネスを進 ...